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飼い主は溺愛です

ごしごし。ごしごし。



掃除の音が響く。



生徒会長の吉岡は、誰もいなくなった生徒会室で、一人汚れたソファと床を掃除していた。



『次はありません。もし万が一があれば、私は全力であなたを潰しますのでそのつもりで』



陸斗は、気を失った高雅を仮眠室の毛布でくるみ、抱き上げて退室した。



吉岡は、掃除をしながら高雅と陸斗の抱き合っている姿を思い出す。

高雅のなんとかわいかったことか。
陸斗のなんと男らしかったことか。


高雅をもう一度触りたい。思い切り泣かせたい。だが、陸斗の脅しは本気だろう。…潰されても構いはしないが、その行為によって高雅と陸斗に二度と会えなくなる。
二人を見られなくなるのは嫌だ。



「…大人しく言うこと聞いたら、またご褒美に混ぜてくれないかなあ。」

吉岡は、二人のセックスに心底陶酔してしまっていた。

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