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あれだけ強要しても決していわなかった言葉を、陸斗にはあっさりと懇願した。
悔しい。なぜ。その事実に、吉岡は歯ぎしりをした。
「あ…、あは…」
「ああ、こちらを触って欲しかったんですよね?」
「ひ!?あ、あはっ!」
絶頂の余韻に呼吸もままならない高雅のペニスをぎゅっと握り、ぐちゅぐちゅと上下にしごいてやった。
「ひあぁ――――!!やあ、やああ!イッた、イったからああ!きゃああ!」
首を激しく振り乱す高雅にお構いなしに、がつがつと突き上げ始めると同時に、先ほど高雅がしてほしいと言った行為を全てしてやる。
親指の腹でくるくると擦り、そのまま指でグリグリと先っぽをえぐる。
「やあ―――――!!!あああああ!!!!イく、また、イくううぅ!!!」
びゅく、びゅく。
高雅は余りの快感に、がくがくと体を激しく痙攣させながら連続で射精した。
高雅の飛ばした白濁が、前のめりに体を乗り出していた吉岡の顔にかかる。
「――かわいいでしょう?うちのにゃんこは」
連続の絶頂に泣き叫ぶ高雅を突き上げながら、陸斗が吉岡に声をかけた。
「ひいぃ、いやああ、やら、イく、イくう…!」
ぐちゅぐちゅと扱く手も休めない。高雅は媚薬の効果のせいか、まだ萎える気配がない。
「羨ましいでしょう?あなたには決して出させることの出来なかった高雅の姿が。悔しいでしょう?私にしか出させることのできないこの媚態が」
「あ―――――!!またっ、またイくううぅ!!!」
高雅は体を跳ねさせ、再び絶頂を迎える。そのたび、飛ばされる白濁が吉岡を汚した。
だが、吉岡はそれにさらに興奮した。
――――自分も。自分も、高雅に触りたい。気持ちいいと泣かせたい…!
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