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陸斗に抱きしめられ、キスをされながら体の芯まで熱くなる。
先ほど会長に与えられた強制的な快楽にも、なぜか自分の体は達しそうな今一歩の所でその熱は冷えた。
無理やり絶頂へ導かれ、一歩手前で冷め。繰り返される反応にどれほど困惑したか。苦痛を感じたか。
だが、陸斗が自分を呼び、その目で見つめられたその時。自分の体は陸斗に反応して絶頂へと達した。
あんなに、快楽を与えられたのに。どんな強制的な快楽も、陸斗にはかなわなかった。
舌を絡ませ、吸われる度にじんじんとお腹が熱くなる。陸斗が、自分を抱いている。愛してくれている。そう思うだけで、高雅は感じてしまっていた。
ああ、これが好きってことなんだあ。
陸斗のキスにうっとりと酔いながら、自分の気持ちをようやく確信した。
end
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