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「んん〜、びっくりしたけど、まあ気持ちよかったし。俺も今まで夢で風紀副勝手に使ってたと思ってたしおあいこ、かな?…って、やっ、なんで!?」
高雅の答えに、陸斗は再び繋がったままだった高雅を突き上げた。
「あなたって人は…気持ちよければ誰でもよかったってことですか?」
「やっ、ちが、あ、ああ!風紀副、やめ…」
高雅に反論をさせる暇なく、ズンズンと突き上げる。
「ふああっ、やっ、やああ!あん、ああん!」
「好きでもない相手にもこうして気持ち良くなるんですか?」
「いや、ちが、ちがうぅ!あっ、あっ!ちがうのお!やん、わかんな、わかんないよぅ!」
がつがつと激しく高雅を突き上げる。
許さない。この体に刻みつけるのは、自分だけ。
「…愛してますよ、高雅。あなたがわかるまで、しっかりと私を覚えさせてあげます。」
「あぁ、やああ――――!!!」
高雅の性格から言って、誰でもいいはずがない。この猫は気まぐれだが自分が心許したものにしか自分から近づき触れることを許さないのだ。
気付くまで、抱いてあげる。にゃんこにはこれから、飼い主を認識させないと。
陸斗は愛をささやきながら、高雅が気を失うまで快感を与え続けた。
end
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