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非日常の爆弾

※美形×平凡 幼なじみ

攻 萩原一夜(はぎわらいちや)
受 安西和也(あんざいかずや)


「てめえ一夜このやろおおお!」


「えへ、ごめーんねぇ和ちん」

オレ、安西和也と萩原一夜は幼なじみだ。
ついこないだ高校を卒業し、お互い離れ離れになるはずだったんだが、あいつからの提案によりルームシェアをして二人で住んでいる。

…オレは、一夜が好きだ。恋愛感情で。
いつからなんてわかんない、とにかく好きで好きで、でも言えなくて言うつもりもなくて、卒業して離れ離れになるならとこの気持ちは一生封印するつもりだった。


でも、あいつからの『一緒に住みましょう』の一言に、バカな俺はその甘い誘惑に負けて(ほぼ強制だったんだけど)一緒に住んでいる。

二人で借りている部屋は、寝室が二つにリビング、キッチンの2LDK。なかなかの物件だ。
あいつは料理がまったく出来ないから、料理はオレの担当だ。そんでもって、朝の弱いあいつを起こしてやるのも昔からオレの役目。

初めは、すっごい緊張した。なにがって、朝起こしに行くのは昔からだったけどそれはあいつが実家に住んでいるときで、違和感はなかった。

でも、今は二人暮らし。オレが朝食を作ってから、あいつの寝室に入ってまだ寝てるあいつに、『朝ご飯できたよー』なんて起こしに行くって、

し、ししし新婚みたいだなって!

『ん〜、あと五分…』なんて言われると、今まで意識してなかった寝起きのあいつがすさまじく色っぽく見えて、俺はもう毎朝ドキドキが止まらなかった。

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