5
――――――つぷ……
｢は…、ひ｣
力の抜けた高雅のアナルに出した白濁を垂らした指を二本、挿入してやる。
｢はぁ――…、は――……｣
｢ふふ、もう二本も入りましたよ。こちらも私だけですか？誰かをこんな簡単にくわえ込んだりしませんでしたか？｣
にゅぐにゅぐと抜き差しをしてやると、高雅はぶるぶると小刻みに震える。先ほど出したばかりのペニスは、またもゆるやかに勃ち上がり始めた。
｢そこ…、そこも、風紀副だけぇ…、あぁ、ん、風紀副、だけだよぅ…！あ、あ｣
高雅の答えにニヤリと笑い、前立腺を指で挟んでやる。
高雅に記憶がないとはいえ、今までのセックスで散々陸斗が開発してやったそこは苛めてくれと言わんばかりにぷっくりと膨れている。
陸斗は挟んだしこりを、指でコリコリと弄ってやった。
｢―――――っあああ、やっ、やああ！あん、あん、やめ、あひいぃ！｣
高雅は前立腺にダイレクトに与えられる刺激に自由にならない体を必死にくねらせる。
はちきれんばかりに膨れたペニスは、またしても陸斗の手によってきつく戒められた。
｢やあ―――――！あああ、イか、せ…、イかせてぇ！あっ、あっ、っんぁ、やあ、いやああん｣
涙を流し、イかせてと泣き叫ぶ高雅に舌なめずりをする。
ぐちゅぐちゅと散々なぶった後、指を抜きぱくぱくと開閉するアナルにペニスを先だけぐっと突き入れる。
｢あ――…、あは…ぁ…｣
まだだ。まだ、挿れてやらない。高雅のペニスもまだ解放してやらない。
入り口だけを軽くピストンしてやる。くちくちと緩やかな快感を与えられ、高雅はいやいやと首を振った。
｢あ、あ、あ…、やあ…、…ひっく…、風紀副、…えぐ…、イかせて…、おね、が、…ﾋｯｸ、イかせてぇ…｣
｢イかせてほしいですか？｣
陸斗の問いに泣きながら何度も頷く。
｢では、思い出してください。あなたは、私に一番はじめの時に言われたことがあるはずですよ。｣
｢いち、ばん…はじめ…？あ、っ、風紀副、おれ、初めてじゃ、ない、の…？｣
今日が。こんなことされるのは今日が人生初めてのはず。高雅は言われたことに混乱した。
[ 102/283 ][＊prev] [next＃]
[mokuji]
[しおりを挟む]トップへ戻る