プロローグ



昔から、どこか歪んでいた。


裕福な家庭環境がそうさせたのかも知れないが、それ依然の問題のような気もする。




体の芯を支配するどす黒い欲望の矛先は、小さな少女に向けられた。




食べ頃になるまで大切に育てた果実は、真っ赤に染まり熟す。




もぎ取るその瞬間こそが、

至福の始まり。







〜禁断果実〜



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