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乱れた制服から覗くじっとりと汗ばんだ白い肌。
潤んだ瞳と真っ赤に染まった頬。
捲られたスカートから出た程よく肉付きの良い脚は膝を折られて浮き上がり、律動に合わせて揺れる。
教師と生徒である二人を繋いだ結合部が何よりもこの場に相応しくない状況を作り出し、その背徳感すら興奮を煽るスパイスでしかない。
「んっ、ん、っ…!」
蓮の両膝を掴んで中を堪能するようにゆっくりとした動きで出し入れを繰り返し、粘着質な愛液が何も身に着けていない生身の宮藤自身へと絡み付く。
緩やかな動きにも関わらず蓮の躰は宮藤の動き一つ一つに敏感に反応を示すと、軽い痙攣を起こしながら何度も達していた。
「イキっぱなしだな、そんなんで躰持つのか」
「っ…、んっ…、んぅ」
両手で口を押えて必死に声を堪える姿が、いちいち健気で本能を刺激する。
めちゃくちゃに突き上げて壊してしまいたくなる衝動を、寸での所で耐えて治める。
「…ちょっと、ムカつくよな。変なもんに頼らなくたって、お前の感度は十分だってのに。処女なんて、じっくり開発してこそだったんだが…楽しみを奪われた気分だな」
「んっ、せんせっ、」
「まぁ、今日でどれだけお前の躰を知り尽くせるか、試してみるのも有りだな」
にやりと口角を上げて言うと、宮藤は素早く腰を打ち付けた。
緩い動きから急に速度を上げたかと思うと、相変わらずのぎりぎりまで引き抜く出し入れを繰り返され、蓮は口を押えたままぎゅっと瞼を閉じた。
硬い肉欲が出入りする度に溢れる愛液と絡んでぬちっぬちっといやらしい水音を響かせ、脚を大きく開かされた事により内側を擦れる感触がはっきりと伝わってくる。
「んっふぅ…、ん、んっ…!」
声を押し殺すのも苦しくなる程の快感が押しては引く波のように蓮の躰を突き抜けた。
何度イっても止まらない。
達したそばからまた次の波が押し寄せる。
「っ…!やっ、んんっ!」
擦り上げるような深い抜き差しを繰り返していた宮藤は蓮の細い腰を掴むと一気に奥を突き上げた。
急に子宮口を強く突かれたことで蓮の躰はビクッと震え、浮いた爪先までぴんと力が入る。
「っ…、…またイッたのか」
「んっー…、っん…」
「…随分、苦しそうだな」
蓮の顔を覗き込むようにして躰を前のめりに倒すと、腰を掴んだまま奥をとんとんと突いていく。
子宮口をノックするように奥を刺激しながら、身悶える彼女の様子をじっと窺った。
顔を横に逸らしてきつく目を閉じたまま口許を一生懸命手で覆い隠している。
そんなに必死に声を我慢しているのは、教師である自分の身を案じているからだろうか。
「奥、してほしかったんだろ。ちゃんと届いてるか」
「っん、んぅっ…!」
ぐりぐりと奥を熱い先端で捏ねられ、蓮は堪らず自身の手に歯を立てた。
「あ、こらっ…、噛むな」
その様子にすぐさま気付いた宮藤は咄嗟に彼女の両手を掴んで口から引き離すと、汗と涙ですっかりぐちゃぐちゃになった顔を上気させ、苦しそうに呼吸を乱す蓮と目が合った。