宮藤の脚の間に納まった蓮は頬を火照らせたまま至近距離にいる相手を見下ろした。

必死の訴えが通じたのか、それとも羞恥心にまみれながらも懸命にした誘惑がきいたのだろうか。
教師と生徒の壁をなんとか少しでも越えたかった。
大勢の生徒の一人ではなく、宮藤にとってちょっとでも特別な何かになりたかった。

自分の行動の何が宮藤を突き動かしたのかは分からない。
それでも腰に触れる両手がまるで自分を抱き締めてくれているように思えて、蓮はこれから起こる生徒の枠を越えた行為への疼きを躰に感じた。


「…スカート離していいぞ。嫁入り前の女がいつまでもそんな格好見せるなよ」

「でも…、」

「いいから。俺の肩にでも手置いてろ。さっきのより凄いことされる自覚、ちゃんと持ってろよ」


…さっきよりも凄いことって、なに。

宮藤の言葉に蓮の心臓はどきどきと鼓動を速めると、やっとのことでスカートから手を離した。
躊躇いがちに宮藤の肩へと手を置けば、なんだかそのままぎゅっと頭に抱き着いてしまいたくなる。

「…さて、おとなしく立ってられるかな」

笑いを含んだ口調で宮藤はそう言うと、蓮のスカートの中へと手を入れた。
先程と同じように下着の上から陰部へと指を這わせ、確かめるように上下に動かしていく。

「お前…、なんでこんなに濡れてんの。あれだけで濡れすぎだろ、やらしい奴だな」

「〜〜っ、だ、って」

「別に、悪いことじゃない。…むしろ、都合がいい」

宮藤はにやりと口角を上げると、下着の端から中へと指を滑り込ませた。
直接陰部に指が触れると、ぬるっとした粘着質な愛液が絡みつく。

「あっ、せんせぇ」

「脚閉じんな」

咄嗟に脚を閉じようとした蓮の行動を制すように、宮藤は自身の片脚を彼女の脚の間に捻じ込んだ。
宮藤の脚を跨ぐような形になった蓮は、完全に脚を閉じることのできない状況に戸惑いながらも直に感じる指の動きに身を捩った。

「ぬるぬるでよく滑る。1本ぐらいすんなり入りそうだな」

「や、あっ…、っあ、待って、」

「…待たない、お前が望んだことだろ」

「っ…、あ、ぁ」

何度か秘裂をなぞっていた宮藤の指はゆっくりと蓮の中へと沈んでいった。
厚い肉壁を押し広げるようにして指が膣内に埋まると、堪らず彼女は躰を震わせる。

初めて味わう異物感に不安気な表情で眉根を寄せ、それでも感じる甘美な熱に短い吐息を漏らした。

「随分気持ちよさそうだな。かなり狭いけど、痛くないか?」

「んっ、あ、…へ、平気…で、す」

「ふーん…、んじゃこれは?」

「あっ、だ、め…せんせ」

「だめ、じゃなくて。良いか、悪いか聞いてんの」

膣の中へと沈めた指で肉壁を擦るように動かしながら、蓮の反応を確かめるように彼女の顔を見上げる。
頬を上気させとろりと垂れ下がった瞳が、切なげに宮藤を見返した。

「…はっ、ん、…き、きもちいい、ですっ…」

十分に潤った膣内は吸い付くように指を絡めとり、誰も知るはずのなかった彼女の中に存在する男を悦ばせる資質がきつく宮藤の指を締め上げた。




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