さすがに雨に濡れたら困るだろうし、ベランダから室内に入れた。私が。
　使用済みスモークウッドごとポリ袋にそくっと入れて、リビングの隅っこに居る。
　
　やったらやりっ放し。興味のあること、楽しいことしかできない。
　病気なのか、障害なのか、性格なのか……。病気ならいつか改善されるから、と今は目をつむれるけど。
　一度、「そうやって中途半端にしか出来ないのなら、捨てるからね」と言った。言ったけど、その人にとって大切なものを捨てるなんて出来ないなぁと思って、「……まぁ、捨てないけど……」と言い直した。
　幼い頃、遊び続けていたゲームを母に捨てられそうになり、ゴミ袋に詰められていたものをこっそり回収したことがあった、という話を聞いていたので、それもトラウマになっているだろうと思った。いつになっても遊んでいる本人も悪いのだろるが、『何故、悪いのか』を理解できなかったのだ。おそらく、現在も理解していない。
「……冗談でもそういうこと言わないで」と、悲しい表情を見せる。
　それを、冗談ととられたのか、とムッとした私は「冗談なんかじゃない。捨てはしないけど、最後まで責任を果たせないのならやらないで、と言ってるの」と切り返した。どこまで伝わったのかは分からない。

　私が片づけてしまうのは簡単だ。
　でもそれは、相手の可能性を摘むことになるんじゃないか、と思うから。
　最後までやり遂げて欲しい。なるべくなら、私が感情に負けないうちに。

　FPSには興味なし。占い師サマは好きで、以前やっていた。FPSやるため、マウスにこだわりがあったくらい。
　動作環境は大事。

　実は私のPCのほうが良スペックなのである。（持ち腐れ）
　占い師サマのPCでSF2を遊ぶには厳しいかもしれない。すでにアラドも場合によっては厳しいのだ。

　そんなわけで、私のPCからSF2を遊ぶ占い師サマ。実は興味があったらしい。
　PCを使われると私はなにも出来ないけど、とても楽しそうにしているし、まーいいかなーと思う。
　自分では遊びたいと思わないけど、見てるのは好きだったりするし。
　でもホントなんの作業も出来なくて、食べることに意識が向く。
　焼きドーナッツを作ってむしゃむしゃ。
　食べたりないけど、我慢しなきゃな……。