NOVEL(middle2) | ナノ





5

いやだっていってもふじたさんはきいてくれない。じかんがたつにつれて、からだもこころもいうことをきいてくれない。ぼくは、ていこうすることをやめた。

おしりのあなも、ずっとひりひりしていて、いたいのかわからない。ふじたさんはずっとわらって、とてもいきがあらい。ぼくはめをとじた。ぼくのしっているふじたさんをおもいだそうとした。やさしくて、べんきょうをわかりやすくおしえてくれて、べんきょういがいもたのしいことをおしえてくれて。

ふじたさん、ふじたさん、ふじたさん。
ぼくをみて。
ぼくのことばをきいて。
ぼくと、ぼくと、ぼくと。
いつもみたいに、あそんでよ。

「ああ、入っていくね。ほら、こんなに柔らかくしたから、秋のアナルがすごい開いてる、気持ち良さそう」
「あ、ぁっ、うぁ、ああ」

ふじたさんのなまえ、ちゃんとよびたい。よびたいのに、よべないのがつらい。
よんだら、ちゃんとこたえてくれるよね。そしたら、やめてってつたわるのね。できたらでいいんだけど、からだじゅうの、しびれもとってくれたらうれしいな。しびれててなんだか、きもちわるいんだ。ぼくのからだ、ゆさぶらないで、きもちわるくて、ゆらしてほしいくないんだ。どうやったら、つたわるかな。わかんないや。

「ほら、ローションと秋が気持ちよくなって出しちゃった液体でぐちゃぐちゃだよ。そろそろ入れてあげないと可哀想だよね、俺も秋も」
「ぁ、ああっ、うぅあ、っあ」

ふじたさんがゆらすのをやめてくれた。すこしらくになれそう。ありがとう、ふじたさん。
なんだ、いわなくてもつたわったんだ。ほら、やっぱり、ふじたさんはぼくのことわかってくれてる。

そうおもったのに、ぼくのなかに、おおきなものがはいってきた。とても、かなしくなった。
ぼくはふじたさんをみた。しせんもそらさず、なみだはぽたぽたながれるけど、しっかりとふじたさんだけをみた。

「ああ、気持ちいいよ!秋の中、物凄く熱くて俺を離してくれない、はあ、っ」
「あぁーーっあっ!ああっ」

ちゅうしゃみたいにはいってきたのは、ふじたさんのおちんちんだった。おちんちんはおしりのあなにいれるものなんて、しらない。いれているふじたさんはとてもきもちよさそう。ぼくとおなじものがついていて、はるかにおおきいそれをいれられても、ぼくはなにもかんじなかった。
ぐちゃぐちゃっておとをだして、またぼくをゆらす。さっきとくらべものにならないくらい、ぼくをゆらした。

ぶらんこで、おもいっきりゆらされているみたいにしかいがゆらゆらしている。それでも、ぼくはふじたさんをしっかりとみつめた。ふじたさんもぼくをみつめていた。あいしてるよってふじたさんはいった。
あいしてるって、なに?ぼくはなんてかえせばいいの?おなじようにあいしてるっていえばいいのかな。

ぐるぐるとかんがえていると、しだいに、しびれていたところがだんだん、あつくなってきた。からだじゅうがあつくなっていった。おしりのなかのかんかくもつたわってきた。おもいっきりおされて、ぼくはさけんだ。そして、泣いた。

「大丈夫、大丈夫だよっ、秋。俺の、秋、ああ、大好きだよ、秋っ」

僕はきにせず、ぎゃあぎゃあさけんだ。
そしたら、藤田さんがぼくの口を自分の口でふさいできた。舌がうねうねとうごいて、息苦しかった。僕に隙を与えないようにするためなのか、おしりのなかも大きなおちんちんで押されたり、引いたりされている。

僕は混乱した。どうしても逃げたくて、口の中に入っていた藤田さんの舌に勢い良く噛み付いた。

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