◆第16章、終章の後書き
2015/04/28 20:10

※後書きですのでネタバレを含みます。
注意して閲覧お願い致します。


お疲れ様でした!
長い間、御愛読本当にありがとうございました!!

さて、今章のテーマは『伝える、支える』です。

ラスボス戦です。
当初はカヤ父が黒幕で、亡くなる予定でした((
そうしなかったのは父親の死がカヤの成長へ繋がらないと気付き、また、あまりにも救いが無さすぎてカヤが可哀想になったからです。

と、思い直したのが実は第10章あたり(笑)
途中まで本気で黒幕のつもりで書いていました(笑)
修正するのが大変だっt((ry

結局、カヤ父はラスボスのヴォンツに乗っ取られていたことに。
描写不足でスゴく分かりづらかったと思うので解説。

カヤ父とカヤ(当時6歳頃)が別居し始めた時にヴォンツ来訪。

ヴォンツの目的は「(ゲームのような)理想世界を創ること」
その為に今生きている人間をどうにかして“良い人”へ変えたかった。

子どもを産んで育てて…なんて大掛かりなことは面倒。
だったら、今生きている人間の性格を変えよう。

今生きている人間の性格を取り払い器にして、新たに想いを植え付けてみる(良い子実験)

上手くいかない。
どうしよう。
その時にカヤ父発見。

カヤ父が「(カヤと自分の為にも)妻が生き返って欲しい」と願っていることを知ったヴォンツはカヤ父に協力を求める。

「想い=星」である故に実験が上手くいけば蘇らせることが可能なことを説明。
カヤ父、ヴォンツと手を組むことを決意。

ノナンスでも良い子実験開始(本編の4年前頃)。
そして徐々に悪へと手を染めていったカヤ父はヴォンツに心を許すことで隙をさらけ出してしまった(本編中)。

ヴォンツ、カヤ父の心を封じて器にして、乗っ取る(本編第14章あたり)。

こんな感じでした。

実はカヤが父親に電話をするシーンを第5章以降から極端に減らしたのも、カヤがノナンスの時点で父親が黒幕ではないかと疑いを持ち始めたから。
書き忘れではないのよ(笑)
「父親がラスボスと繋がっている」と考え始めたのはテレポート習得時。
電話をしていないのに「なぜ知っているのか」と疑問に思ったのがきっかけ。
確信したのは日記を読んだ時。
カヤが倒れた理由の一つに、今まで信じていた父親が黒幕だったことにショックを受けた、というのもありました。
言われなきゃ気付かない部分ですよね(笑)

そんな力ずくでは勝てない父親とヴォンツに。
カヤたちは『想い』を伝えます。
そう、『想いを伝える』…マザーシリーズ特有のラスボスの“倒し方”。
彼らが強くなった理由は敵を蹴散らすためじゃない。
想いを届ける為に強くなった。
ヴォンツは何度もそれを阻止してきます。
その妨害に負けない強さ(=『支え合うこと』)をカヤたちはこれまでの旅から身に付けたのです。

最後…
「『分かってくれる』と信じたから信じてくれた」
ヴォンツと和解し、お別れです。
そして、各々の新たな物語の始まり。

終章は後日談として書かせて頂きました。
カヤの誕生日…ということは、旅は2月下旬から3月上旬くらいにしていた…というのがバレる(笑)
カヤとヨヒラは一応12歳なんで、卒業式に出ないとマズくね…?!とふと思ったのは内緒(笑)

テーマは『再会』。
双子ちゃんにしたのはキュウとシンを表してみました。
……実は、続編を一時期考えていたことがあって、そのプロローグに「カヤが近所の子ども(双子)を可愛がっている」場面がありまして(笑)

良い感じにネタとして使えました。
良かった良かった。

本編終了に際して、全体の後書きを設けました。
私がこの話で何を伝えたかったのか。
キャラ設定等が書かれています。
良かったらそちらもご覧下さい^^


それでは…一年と少し、お付き合い下さいまして本当にありがとうございました!!

追記




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