すみれはほろ苦い
絡めた指先とその代償
夕暮れの金魚鉢
その両腕で終わりたい
エデンのつくりかた
あと３つ数えたらお別れを言おう
深爪の指
寂しい湖だった
広げた群青は少年だけの夜空でした
りぼんに包まれて
おいてきぼりの影
絡めた指をほどくように
寂しいからって手を繋ぎ合ったわけじゃない
連れてってあげる
細い手首で何ができるの
青い夜のむこうがわ
あしたのはなしをしよう

浅い葛藤に崩れだす箱庭 アナスタシア
一滴の混濁が世界を美しくする 六郎
ずっと泣きたかったんだろう 幸村
シュガーポットに隠した恋心 才蔵
落下点で君を待つ 佐助

すみれ色の蜜で紡いだ夢に沈むあなたに寄り添うことが僕のしあわせなのです

後書
参考

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