近藤→←お妙






「またヘマでもしたんですか?」


カラン…
ウィスキーの中で氷が鳴った。


目の前の男は目を見瞠って此方を見ている。


「袖の下、見えてますよ。」


指し示した腕に巻かれた包帯の他にも、胸元から白い布が見えた。

表に見える部分は治してからいつもお店に来る彼は、いつも少しツメが甘い。



「お妙さん、心配してくれるんですか!?」

「えぇ、さんざん貢がせてから私が殺る前に誰かに殺されるなんてたまったもんじゃないですから。」



いつものトーンのふりして言うから私もいつもの毒を吐く。


重傷でもここへ来たのなら、少しは素直に心配もしてあげれると言うのに…。

私が素直じゃないの、わかっていないでしょ?




カタン…
ドンペリのボトルをテーブルに置いた。




本当に…あなたはツメが甘いわね。





近妙が好きです。人気ないみたいだけどねっ(涙)

頑張れゴリラ!イボ方になんて負けるなゴリラ!













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