Vocaloid
レン→リン






僕を見て。



「ミク姉、ここの音なんだけどね…。」
隣に並んだのは僕ではない。



ねぇ、僕を見て。




「私もルカ姉みたいに綺麗になりたいなぁ。」
憧れの眼差しは僕には向いていない。




僕を見て、リン。




「メー姉の作ったプリンおいし!」
花のように笑った顔は僕だけのものじゃないの?





僕を見てよ、リン。




「もぉ!カイ兄ったら子供扱いしないでよ!」
拗ねた顔も甘えた顔も、向けられているのは僕じゃない。





ねぇ、リン。
僕を…僕だけを見て。





鏡の中の僕の声が、彼女に届くはずもないけれど…。

僕はいつも君だけを見ているよ。







鏡設定+ヤンデレ

初ボカロ文が果たしてこんな暗いのでよいものか(汗)









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