これはデコボッコ神の事件の間の話。
万事屋で情報収集をしていた時、私はどうしても気になったことを銀子さんに聞いた。
「ねぇねぇ銀子さん」
「なんだ?」
「銀子さんっておっぱい何カップあるの?」
「ゴホッゴホッ!」
「大丈夫?」
「お前何言い出すんだよ!」
「だって…ねぇ?」
現在銀さんもとい銀子さんはいつもの坂田銀時の着流しの格好だ。なんでもこれが落ち着くらしい。
そのシャツの間から覗く胸板から谷間に変化した胸。悔しいが私より遥かに大きい、くそちぎるぞ。
「名前…聞こえてるって」
「ごめんごめん。いいなー銀子さんおっぱい大きくて…はぁ…」
でも元々銀さんも筋肉質というか、胸板は厚めだった。なんだこれ、嫌がらせか…
「こんなのあったって意味ねーだろ?しかも今名前は女だ。俺の胸なんて触ってもそんな…」
「そんなことないよ!おっぱいには夢と希望が詰まってるんだよ!」
「何、名前この話本編とは全く関係ないからってこんなグダグダでいいと思ってんの?」
「いいの、これはサブな話だからね。って事で失礼します!」
むにむにと私の手から溢れる胸を揉む。す、すごい大きい…何これずるい…てかみんな可愛くない?おかしくない?みんな胸大きくない?ずるいよ…
「お、おい…。てか名前も大きいだろ?」
「そんな事ないよ…」
「じゃあ俺が男に戻ったら育ててやるよ。ちゃんと、な?」
「………ぅ……」
やめてください!銀さんぽいじゃん、女の銀子さんなのに銀さんぽいのやめて、恥ずかしいじゃん!
「何照れてんだよォー」
「照れてないよ!」
「照れてるじゃねぇかよ」
「バカ…」
そのあと写真撮影や、女同士?の会話も楽しんだ。後日、わざわざ写真を印刷してきた写真は箪笥の中にしまわれたのであった。
-男は度胸、女は愛嬌-
(男にとって大切なものは、物事に動じない強い度胸で、女にとって大切なものは、にこやかでかわいらしい魅力だということ)
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