陽子「……は?今なんつった?」
奈緒「だーかーらー、ウチと七瀬、今日から男子テニス部のマネージャーやるの!何回もそう言ってるじゃん」
七瀬「はい!?なんで自分まで……?」
春子「アンタ、よくもやってくれたわね」
奈緒「イタッ!痛いです、春子様!」
奈緒の頭をわし掴みにする春子。
ミシミシと変な音が奈緒の頭から聞こえるのは、気のせいだと言って欲しい。
絵里「ダメ!春子!奈緒の頭から、普通頭から聞こえるはずのない音がし出したから!」
春子「この子の頭の内容物が悪いのよ!」
奈緒「なんていう女王様!」
春子「何か言ったかしら?」
奈緒「なっ!何も言ってません!」
ギャー、頭掴む力強くしたでしょ!とかなんとか言っているが、ここは無視しておくに限る、と目を春子と奈緒から反らす薄情な七瀬。
この状況をどうするか、見かねている絵里。
ただただイライラしている陽子。
陽子「オイ!お前の頭なんて、どうでも良いんだよ!どうするんだ!?男子テニス部のマネージャー?そんな飢えて、しかも盛りのついた狼共のところに七瀬を放り込めと?」
奈緒「痛い!ちょ、もう頭は止めて!頭グリグリしないで!また頭やるとか陽子どんだけドS!?ウチの脳細胞がリアルタイムで死んでるよ!」
春子「大丈夫よ、アンタの脳細胞は既に死んでるから」
絵里「春子、死んでるはひどいよ!大丈夫だよ、奈緒。ちょっと人より少ないだけ!」
奈緒「いや、貴方もなかなか辛辣ですけどっ!」
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