ニキータ村へ行くと、カシルさんとキャンドルさんが何やらわいわい話していた。
と言っても、キャンドルさんが一方的に盛り上がっている風であるが‥‥
「ん?名無しじゃねーか!」
私に気付いたキャンドルさんがこちらに手を振って、
「今日はバレンタインだろ?カシルの方が俺なんかよりチョコ貰ってるのに落ち込んでるんだぜ?」
「‥‥」
二人に聞くと‥‥
カシルさんは本命チョコを一個、友チョコを四個、義理チョコを一個の計六個貰ったらしい。
キャンドルさんは本命チョコを一個、友チョコを三個の計四個だそうで。
「聞けよ名無し‥‥この本命チョコ誰からだと思う?レイラからだよ‥‥」
あれ?じゃあリオさんは?と、私が聞けば、
「リオからは‥‥この義理チョコなんだ。友チョコはフィレアとキャンドルとアドルとラズからで。それでだな、キャンドルの本命チョコは誰からだと思う?」
カシルさんが言えば、キャンドルさんはけたけたと笑い、
「違うってカシル。実はだな、俺の本命チョコはクリュミケールからなんだが‥‥『毎年一緒にチョコを作ってくれてるお礼&ハトネの墓を見守ってる感謝を込めて』だそうだぜ!友チョコは俺もフィレアとアドル、カシルからな」
「だからって、なんで義理‥‥」
カシルさんは落ち込んでいる。
「だからー。俺と一緒に作っても、クリュミケール下手なんだよ。だからお前にはちゃんとしたチョコを作りたいって言ってたから、後々‥‥おーい、カシル。聞いてるかー?」
▼『
カシルさんを励ます』
▼『
二人に友チョコを渡す』
▼『
カシルさんに本命チョコを渡す』
▼『
キャンドルさんに本命チョコを渡す』
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