「‥‥あ、なんかリオに呼ばれてたんだった。なんだろうな‥‥じゃあな」
カシルさんは落胆したまま家に帰った。
「あれは、本命チョコ貰えるな」
ニヤリとキャンドルさんは笑い、私も頷く。
二人きりになったのをラッキーと思い、私はキャンドルさんに本命チョコを渡した。
「‥‥へ?俺にか?」
キャンドルさんは驚きながらも受け取り、躊躇いなく中を空ける。
「おお!手作り!どれどれ‥‥‥‥うん、なかなかにうまい!!俺も負けてられねーな!」
料理大好きなキャンドルさんのスイッチが入ってしまった。
あ、あの、それ、本命‥‥
私の言葉を聞かず、
「名無し!時間あるか?一緒にチョコ作ろうぜ!まだまだバレンタインは終わらないんだし、俺とお前なら良いチョコ作れそうだ!!」
何やら違う方向に話が進んでいるけれど‥‥
キャンドルさんが楽しそうだからいっか!!
・キャンドルED・
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