幻すい | ナノ



綺麗な花には

※先天的にょた
※プチ男性向け
※ここにキマシタワーを建てた


「フリックっておっぱい大きいわよねー。」

「…ジロジロ見られると恥ずかしい。」

「それは立派なものをもってる貴女のせいだわ。」

理不尽な回答にフリックは呆れたため息をついた。
最近、毎晩オデッサに部屋まで連行されている気がする。いつも入浴後待ち伏せをされ、そのまま反乱軍リーダーの部屋へ。別に女同士だから何も問題はない。
あるとすれば、オデッサの『目』だろうか。

「どうやったらここまで大きくなるの??教えなさいっ!」

「オデッサ!?」

前触れなく飛びかかってきたと同時、同性にからの過度なスキンシップにパニックになったフリックに構わず、楽しそうなオデッサ。親友に胸を揉まれ、抵抗できないものある。それだけではない。服の上から的確に弱いところを掠める指に、背中が粟立つのがわかる。

「マッサージ?サプリメント?それとも、詰め物じゃないわよね?」

「そ、そんなわけないだろ!」

「何もしないでコレは非常にけしからんわね…見てもいいかしら。」

別段隠すものでもないため頷きはしたが、恥ずかしいものは恥ずかしい。
上目遣いで様子を伺いながら、ゆっくりボタンを外している様子はまるでストリップショーを見せられているようで。同性でありながら、少し興奮してきたことは間違いない。
完全に胸が顔を出した瞬間に、たぷんと重量を持って悩ましく揺れた。これには生唾を飲み込んだ。

「本物ね。」

「だからそう言ってるだろ…」

「ね。直接触ってもいい?」

これには答えあぐねた。
同性だから別にいい、そう考えも出来るが、同性だからこそおかしいという考えもある。しかしオデッサには反論出来ないフリックである。そのまま頷いてしまうと、間髪入れず白い手が伸びてきた。

「やっぱり柔らかいわね。マシュマロみたい。」

「オデッサも大きいだろ…、っ」

「自分のを触ってもわからないものだわ。」

最もな事を言いながら手は止めない。形が変わるまでしっかりと揉まれて甘い呻き声が上がってしまう。

「ね。舐めてもいい?」

「舐め…っ!?」

さすがにこれに関しては答えあぐねる。こちらを伺う瞳に邪気はない。しかし頷くには勇気のいる質問だ。

「舐めるって、胸、を?」

「そうよ。」

「いや、でも、そんな…」

「いいじゃない。女同士だし、ね?」

答えも聞かずに胸に這う舌が、フリックを悶えさせた。腕を拘束するようにまとめられ、抵抗できないのをいいことに丹念に舐めていくオデッサの舌が的確に感じる場所を攻め立てる。

「や…っ!オデッサ、こんなことおかしいっ」

甘い声が出たことが恥ずかしくて、フリックは顔を赤らめ体を捩る。それがまた体をくねらせることとなり、相手を煽ることになる自覚はまだない。

「私もムラムラしてきちゃった…」

「オデッサ、待ってっ!」

急いた様子で衣服を脱ぎ始めたオデッサに、フリックは焦り青ざめた。今のオデッサは目が据わってしまっている。手付きも嫌らしいもので、まるで男に迫られ強姦されるような錯覚に陥ってしまう。
半裸のオデッサに迫られ、抵抗出来ずに怯えるフリック。その表情が加虐心に火をつけるのは言うまでもない。

「大丈夫、女同士でも知識はあるから。」

「いや、でも、不健全っ!」

「キモチよくさせてあげるわ……」

「オデッサっ!落ち着いて…っ!!」

誰かがこの異変を感じ取り、助けにきてくれることも期待して声をあげるが廊下から気配は感じない。
もうダメだと鷹をくくった瞬間、扉が叩かれ、緑のバンダナが顔を出した。

「フリック。ここにいたんだ、ね。」

「ムディカ!」

困ったように笑っているのは、最近反乱軍にやってきた、マクドール家のお嬢様である。藁にも縋る思いである。この軍には女が少ないため、の期を逃せばチャンスはない。慌てて布団を体にくるむとムディカの元へと駆け出した。

「もっと早く助けてくれよ!」

「ごめん、ね。本当にさっききたばかりなの、よ。」

言いがかりとはいえわかっている。だが当たらずにはいられなかった。女性として、"襲われる"という恐怖を感じたのだから。

「オデッサ。無理矢理はよくない、よ。」

「そうね。今度から気をつけるわ。」

笑ってはいるが、ぶっきらぼうな答えにムディカは苦笑した。彼女の目があまりにも本気だったから。
フリックを隠すように布団を整え、自分の上着をかけてドアを閉めた。

「フリックにはそんな趣味はなかったんだ、ね。」

「"も"?」

「オデッサは、フリックに本気だ、よ。気持ちはわからなくないけど、さ。」

+END

++++
かなり放置してました

オデフリが書きたかったんです...
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