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リクエスト話『優しさなんて仮初』
2019/12/21 01:59

 ・『誰かに片思いしている夢主に片思いをしているメローネの悲恋裏夢』で『夢主が一向に自分に振り向いてくれない事に悶々し、無理やり振り向かせても良いかもしれないが、傷つけたくない葛藤もある。そして拗らせて夢主の物で自慰をし、挙げ句には根もない噂を流してしまって二人の仲を引っ掻き回したり?するメローネ』というリクエストから書かせていただきました。

 ・今回メローネのジレンマ的なのが基本になるので、終始メローネ視点になっています。
 ・夢主の片思いの相手はお任せしますという事でしたが、あとがきでも書いたとおり、どのキャラでも当てはまるようにしてあります。ちょびっとだけギアッチョの名前が出ましたが、別に相手がギアッチョだと匂わせているわけではないです。

 ・メローネが夢主の相談役を買ったのは、一緒に居られる時間も増えるし、頼られるし、あわよくばという下心もあるが、上手いこと夢主の気持ちを自分へと導させてやろうとしていた。だけど、思ってたよりも夢主が鈍感すぎて自分の気持に全然気がついてくれないという誤算。優しいふりして、協力的な姿勢でいたのもその為だったが、結局は自分の首を自分で締めていただけだった。
  夢主を傷つけたくないと思ってはいたが、ジレンマに駆られて真実ではない噂話を敢えて流し、夢主のちまちまとした私物を盗んだ(半分は自慰に使う為)。そして傷ついた顔を見て、心を傷ませるも自分のせいで傷ついたにも関わらず自分に頼る夢主に高揚感を得るメローネ。敢えて噂話とか私物の窃盗について、片思いの相手に相談をけしかけてまた仲がギクシャクするのを狙ってはいたが、自分の事で精一杯である夢主が片思いの相手を思う気持ちが強い事を思い知らされる。夢主を傷つけただけでなく、計画も失敗に終わり失恋を突きつけられたメローネは、無理やり笑おうとする夢主に後ろめたい感情に陥り、耐えきれずに夢主を抱きしめた。という終わりですね。  

 ・なんで99%か?と言うと、メローネにとっては、たった1%でも自分を向いてくれる可能性がある事を願いたかったという意味もあります。

 ・タイトルも、本文どおり。優しいのは仮初で、本当は下心しかないメローネ。最初から真っ向に気持ちを伝えばよかったのに、本当の気持ちを誤摩化した仮初で接した為に失恋したという感じです。


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