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リクエスト話『地面に飛んだ天道虫』
2019/12/07 08:21


 ・夢主→ジョルノよりも年上の日本人。ずっとブラック企業の社畜をしていたが、憑き物が落ちたように仕事を辞めた。今までの貯蓄を使い、イタリア旅行中だった。
     今まで自分を押し殺していた反動か、本人気がついていない所でSが強い。
 ・ジョルノ→パッショーネのボスになって数年。女に興味がなさそうにしておいて、実は女装した姿で女に抱かれてみたい(男だと危害を加えられそうだから)と密かな願望があった。

 ・ミスタ→ジョルノ右腕。ちょっとだけの出演。リストランテを貸し切りにするのも、ホテルの部屋を手配するのも、調達した女物の服が女にしては大きのも、全部ジョルノが女に興味を持った喜びが大きかったので、何一つジョルノの行動に疑問を持っていない。

 ・裏描写をどうしてああいう感じにしたのか?→リクエストではなく、普通の裏夢でジョルノ相手の話を書いた時、『全て計画どおり。してやったり』のジョルノだったので、今回は『計画通りに事が進んでいたはずが、してやられた』ジョルノを書きたかったからというのがあります。あとは誘い受けというのも書きたかった。

 ・どうして名前を教えた時に、『ジョルノ』ではなく『ハルノ』にしたのか?→ジョルノがボスになってから、ネアポリスの治安が改善されたのと同時にボスの名前もそこそこ有名になってしまった。そういう事情を知らない夢主だからこそ、なるべく隠しておきたかったし、イタリア語の為に変えたものでなく、本名を読んでほしかった。

 ・ジョルノが手配したホテル名→実は実際にあるホテルですが、そのまま使うのもアレでしたので、名前は変えてあります。日本人の建築家さんが設計した『ホテル・ロメオ・ナポリ』というホテルを、描写の参考にしました。

 ・『ナポリっ子』について→これ、実際に国語の教科書に載っていた話なんですよ。中学生の時だったから、タイトルや著者名も忘れているし、本文もほぼ覚えていませんが、思い出したので話に加えてみました。

 ・結局、天道虫はなんだったの?→実は特に意味がない登場でした。ジョルノ=天道虫なので。天道虫はその名も通り、どんどん高い場所に上り行き場がなくなると、空に向かって飛ぶ虫なので幸福の象徴だと言われている。だけど、それが空とは逆の地面に飛ぶという事は、あまりいい事ではない。つまりジョルノの計画はうまくいかないという暗示でもある。……と、それっぽく説明する。

 ・ジョルノはなんで夢主に声を掛けたか?→冒頭でジョルノが夢主に声を掛けたのは、夢主の隠れSの匂いに反応したから。SはSでも、痛めつけてくるようには見えなかったし、そこまで深い付き合いにならなくて済む観光客だったから。

 ・ざっとこんな感じの詳細です。


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