「あ、彩花!
 今日お昼一緒に食べよー?」

「あぁ、ゴメン! 
 今日後輩と食べるんだ」

「マジか。良いなぁ
 じゃあまた一緒に食べようねー」

「うん、誘ってくれえたありがとう」
私はそういうと、友人とわかれて
自席に座ってお弁当を見つめていた。



「! 彩花さん!」
教室に響く声。
それはまさしく純の声であった。
声のする方を向くと、やっぱり純が居て隣に哲居た。


「あ、二人とも。
 今行く」
私はお弁当を持って、二人の元に駆けた。



*



「え、じゃあ皆早弁してるわけ?」
一年の教室にて、私たちはご飯を食べていた。
まぁ、周りからの視線は結構痛いが……。

「まぁ、そーっすね。
 お腹すきますし、なぁ、倉持?」

「俺にふるなよ……。
 まぁ、お腹はすきますよ」
御幸と倉持はなんだかんだ言って仲が良い。


「ふーん、やっぱそうなんだ……。
 で、購買でご飯を買うと」

「まぁ、そうなりますね」
御幸は言った。


「そっか」
私は言った。


一年生の事が少し知れて良かったなぁ。
なんて思った一日であった。


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