AM 7:45

朝食を食べ終えて、部屋へと戻ろうとしたとき金森さんがお迎えに来たぞー! とまだ私のいない部屋の前で言っていた。
私はそれを止めて、学校へは行かないとキッパリいった。

「えぇー、学校来ないの!?」
「部活だけ見に来たので」
「暇人だなー」
「金森さんよりは忙しい人だと思ってますけど? 」
俺も、忙しいし! と負けじと言われた。知るか。隣にいる原田さんは金森さんを学校へと行かせるために、鞄を引っ張っていた。

「ま、良いや。じゃーな、暇人!!」
金森さんは満足したのか、嬉しそうに学校へ行った。あんな言葉を言って満足なのか。
私ははぁ、とため息をついてしまった。グラウンドに行って、整備でもしてくるか、と立ち上がって部屋から出ていった。


*


「よし、ボールピカピカ!」
泥のついたタオルを洗いながら鼻歌を歌う。そう、上機嫌である。もっときれいにして皆を驚かせたいという一心で私は無我夢中でボールを磨き続けた。
気づけばもう、お昼を過ぎていた。


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