女性の記録
2016.08.13.Saturday
日本でも平安時代はそうですが、朝鮮王朝の時代も、大抵女性の名前は残っていません。
いえ、残っていると言えば残っているのですが、例えば『●●チェ氏』と行った具合で、苗字しか残っていません。
王室の女性は、それでも父親の名前は残っているんですけど……。
稀にフルネームが残っている女性は、8割方悪女(笑)。
悪女でもフルネームが残ってない人もいますが、悪い人は何でか記述が多いような気がするのは何でなんだぜ(ギャフン)。
模範的で理想の王妃である程記述に乏しく、好きに妄想捏造してくれ給へと言わんばかり。
良い人(非悪女)でもフルネームが残っているのはファン・ジニとか大長今(テジャングム)辺りでしょうか。
この二人に関しては、日本では『チャングムの誓い』や『ファン・ジニ』でお馴染みですので、今更私がくどくどしく言う必要もないでしょう。
また、悪女に関しても『チャン・オクチョン(禧嬪チャン氏)』『チョン・ナンジョン』『チャン・ノクス』等はやはり有名ですね(ちなみに彼女達は、俗に『三大悪女』と呼ばれています)。
後は文定王后ユン氏、貞純王后キム氏等。
……後々暗殺されちゃう皇后ミン氏辺りに関しては、ほぼほぼ未勉強(不勉強ではなく)だもんで、突っ込まないでいて下さると有り難いのですが。
さて、これから書きたいネタの一つに、サン(正祖)×宜嬪ソン氏の話があります。
まあ、ドラマ『イ・サン』のサンとソンヨンのラブロマンスなんて、先に本家本元でやっちゃってるので、二番煎じと言えば二番煎じなのですが。
このドラマで使われた宜嬪ソン氏の名前ソンヨンは、勿論創作です。
繰り返すようですが、基本、王室の人でさえ、女性は大抵下の名前は残ってません。
稀ーにオクチョンやノクスのように残っている女性もいますが、本当に稀な例です。
さて、サン(16歳)×宜嬪ソン氏(16歳)の話は、実は賞に応募する際に、一度書いてます。
落選しましたので、また練り直して再挑戦するつもりなのですが、先日、たまたま某ウェブ百科事典の宜嬪ソン氏のデータを見ていたら……
名前残っとったがな…o(゚◇゚)o…
勿論、某ウェブ百科事典ですから、百パー信用できるソースかは定かではありません。
実録に明記してあるよりも多い子供の数が(某ウェブ百科事典に)載っている王様もいたりしますが、私が所持している実録は日本語訳&要約バージョンですから、「……これにたまたま載ってないだけかも……」とか思ったりする訳です。
宜嬪ソン氏の記録は、『(略)名は徳任。(略)』とかサラっと書いてあって、愕然としました。
「へー……名は徳任……って、誰の名前?」
と思わず二度見。
翻訳機で確認したところ、『トギッム』と読むらしいです。正確なところは分かりませんが。
まんま読んだら『トクイム』でもよさ気だし、寧ろそっちの読み方の方が個人的には好きなんですけど、ハングルの法則に則って読むと、前者の方が正解ぽい。
後日、韓国人の知人(正確には母の知人なので、母から訊ねて貰いました)に窺ったところ、『ドクイン』だと教えて下さいました(ヒロインの名前としてどうよ……(T-T))。
『臨海君』も『イムヘグン』と『イメグン』と二通りあるんですが、実録には後者で記されてるので、私は自作品の中では後者説を採ってます、というのは余談。
しかし、それにしても、……どうしようかな、色々と。
絶版史料(愚痴)
2016.08.05.Friday
これも結構多いです。
今までに購入しようと書店で取り寄せを頼もうとしたら、
「もう在庫がないみたいですねv」
「絶版になってますねー(^^)」
と言われたのが、合計3冊orz
出版年見たら、一番古い本でも2012年すよ、まだ四年しか経ってないのに、絶版とか有り得ないし!(T-T)
ただでさえ日本語史料少ないのに、絶版とか本当止めて欲しい。
ちなみに、「あ、後一冊残ってました!」とか言われたのも一冊。
滑り込みセーフで最後の一冊を入手したらしいのもありました。どの本、とは言いませんけど。
昨日、取り寄せ依頼しようとした本は、2013年初版で、多分重版しなかったんすね……。
駄目元で出版社に問い合わせてみようかなぁ。
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