文字置場。
○ ヒロ円
ゆっくり話せるようになってから ヒロトはよくオレの手に触れてくる。
別に嫌ってわけじゃないんだけど
「ヒロトって体温低いんだな」
「ん?そうかな ああでも確かに」
円堂くんは温かいね といってヒロトは握る手の力をつよくした
その目がどこか楽しそうで何時もより子供っぽいのが俺は好きだったりするけどこれは内緒
この前本人に言ってみたら押し倒されて怖かったし
「あ。もしかして冷たかった??」
ごめんね なんて言いながら離そうとするヒロトの手を今度はオレが握りしめた。そんな顔させたかったんじゃないんだ
でもいろんな言いたい事が頭のなかでさわぐのにオレの口からは一つの音もでなくて 情けないなぁとさっきから握りあっている手を見ていた視線をヒロトの顔に戻す。
そんな俺を くすぐったそうに笑うヒロトを見て俺もつられて笑ってしまった
さっきより ヒロトの手が温かくなった気がしてうれしくて
もっともっと温かくなればいいと優しく力を込めた
紙一重で変態になるほのぼのヒロトさん
04/03(10:35)
○ ヒロトが可哀想なだけ
「大好きだよ円堂くん!!」
「おうっ!!俺もヒロトの事サッカーとチームの皆やそのほかにいっぱいいる人の次くらいに好きだぜ!!」
「やだっ///オレ円堂くんに愛されてるっ/////」
めげないヒロトくん最高にウザかわいいと思います^^
04/02(21:27)
○ 南円
「はー。南雲あったけぇ…」
「おいばか 離れろよっ!!」
今日の天気は曇り 三月も末だというのにまだ冷え込んでいる空気を気にせず薄着で練習にきたこのサッカーバカは俺で暖をとり始めた。
後ろから抱きつかれて背中にあいつの熱が俺にもうつる。嘘だ 離れてなんかほしくない。 だけど俺のこの口は素直という言葉を捨ててきたかのように戯言を紡ぐ
「いいだろ??もう春だってのにこう寒いとお前で暖とるしかないじゃん」
そう言って俺の言葉なんか気にもとめず さすが紅蓮の炎とかいいながら円堂は俺に抱きつく腕の力をさらに強くした。おいやめろよ その科白はとっくの昔に俺の黒歴史に認定されてるんだから
「そんな寒いなら上着着て来いよ」
「そんな事したら暑くて南雲に抱きつけないだろ??」
「だからって薄着だとバカでも風邪引くだろ…う…が……??」
いまこいつなんて言った??
尻すぼみになった科白の向こうには前かがみのせいで少し上目がちな円堂が不満げな顔をして睨んでいる
「バカはどっちだよ今気がついただろ南雲のバカ」
もういい そういって俺の背中から熱が逃げていくのをゆっくりと見送ってしまってから慌てて追いかける
なぁ バカでいいから薄着してる理由を俺にわかるように言ってくれよなんていったらお前はどんな顏をしてくれるんだ?
そんな事考えなくても緩んでしまう頬を叱咤しながら俺が円堂の腕をつかむまであと3歩
03/31(23:33)
○ あまのじゃく
きみはわらってた
ぼくもわらってた
きみはないていた
ぼくはわらってた
ぼくはわらってた?
ぼくはないていたんだ
そしたら君が わらった
03/31(01:42)
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