§病院は*んでしまいました
2013/06/01 18:23
false主は属性的にどうなるかなーってお話とその他諸々。
変態ネタとかホモネタとか許せたら追記からどうぞ
これだけじゃあれなのでその前に、騎士編20のP2の後に上手く入らなかった没文貼っといてみる。
そのうち
補足番外編にも放り込むんじゃないかな。
(没)
アーサー襲撃のその翌日である学期の最終日、案の定、シルメリアはウィーズリー家の兄妹たちとハリーの姿を見掛けなかった。
アーサー・ウィーズリーを見舞いにでも行ったのだろうが、少し早く逃げられた形になったアンブリッジの機嫌はかなり悪かった――ごく少数のマグル出身の生徒であるとはいえ、スリザリンの下級生にすらいちゃもんをつけて減点する程度には。
それだけでなく――アンチ・ハリーである上に影響力の強いヘンリ・テューダーやウィリアム・ノルマンディーという存在の利便性、そしてアンブリッジが取り込みたがっているアリューゼと仲のいいセドリックの存在により、アンブリッジからは若干贔屓気味にあるハッフルパフもまた、同じような憂き目に遭ったらしい。
そのことで、珍しくセドリックがホグワーツ特急の中でアンブリッジのことをぼやいていたくらいだ。
グリフィンドールはいつもそんな感じで逆風が強いのだが、それについて彼が言及したことはない。
セドリックが致命的にそういう噂に疎い性格なのか、九月の頭にあった殴り合いによって、未だにハリーへの悪感情が余程強いのかは知らないが。
いつでも殺せるような青年に、そんな考察は必要なかろう。
「ジニーのお父さんが?」
「…蛇に?」
――キングズ・クロス駅に到着して、再会の挨拶もそこそこに泉の家へ姿現ししたことに疑問を持っていたらしいセドリック。
シルメリアとセドリックが荷物を部屋に上げる間もなく、開口一番にエイモスが「アーサーが蛇に噛まれて重傷」と伝えると、セドリックは戸惑うかの如くゆっくりとグレーの双眸を瞬いた。
シルメリアも合わせておいたが、こちらはそのアーサーをやった張本人である為、戸惑う演技をすることが割と難しかった。いや、難しいという程ではないが、込み上げる笑いを、表情に全く出さないようにするのが中々厄介なのである。
《おわり》
追記
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