【寒天問屋】


神信心



 善次郎は再建しかけの天満宮の方角に手を合わせた。

「旦さんの具合がよくなりますように」

「お里はんが美味しい昼餉を作ってくれますように」

「梅吉が山城屋はん処に養子に行っても、可愛がってもらえますように」

「松吉が、真帆さんと――」

 善次郎はふと顔を上げた。そしてポツリと囁いた。「なんぼ天神さんでも、こればっかりはなぁ」


松吉の才覚開花↑
旦さんの体力アップ↑
奉公人の士気アップ↑
善次郎のツンデレ度アップ↑


 





data main top
×