君に溺れる

「翔さん」

 仕事が終わり一緒に帰ってきてお風呂に入り、イチャイチャしながら寝ようかというとき。トイレに行って寝室に戻ってきたすずちゃんを見て、俺は目を丸くした。何故なら、すずちゃんがすけすけのセクシーな下着を着ていたからだ。黒だけど、生地はギリギリ大事な部分を隠せているくらい。胸なんて色の変わった部分が少し出ている。突然のサービスショットに俺はふっと笑った。

「おいで」
「っ、あれ?!ドキドキしないんですか?!」

 すずちゃんは恥ずかしそうに頬を染めながらベッドに乗る。俺はすずちゃんの手を引いて膝の上に座らせた。

「ドキドキしてるよ、すごく。それに、すごく綺麗」

 すずちゃんの考えていることは分かる。どうせ俺に飽きられないようにたまには気分を変えようなんて思ったんだろう。俺がすずちゃんに飽きるわけないのに。でもこんなことを考えるすずちゃんは可愛いし、セクシーな下着も興奮する。すずちゃんの頬や額にキスをしながら胸に手をやった。やわやわと柔らかい胸を揉みながら、下着を少しだけ下す。するとすぐに可愛らしいピンク色の乳首が現れた。

「ほんとエッチだね。もう出てきた」

 指に唾液をつけて乳首に塗り付ける。てらてらと光るそれはあまりにも卑猥で、下半身が熱くなるのを感じた。もう一度下着を元に戻すと、俺は下着ごと乳首を口に含んだ。

「んっ」
「擦れて気持ちいい?」

 甘噛みするとすずちゃんの体がぴくんと震える。すずちゃんの体をしっかりと抱き締めて、俺はひたすらそこを愛撫した。

「ねぇ、こっちは?見ていい?」

 真っ赤な顔ですずちゃんが頷く。すずちゃんは俺の膝から降りると、ベッドに座って足を開いた。紐と小さな布しかない下着はとてもエッチで、思わず息を呑む。俺はそこに顔を寄せた。そこからはもう俺を誘う女の子の香りがして、焦らす余裕もなく舌を伸ばす。下着の上からそこを舐めれば、下着はもう濡れていた。

「んんっ、あっ」

 くりくりと舌で突起を刺激する。すずちゃんは真っ赤な顔をしながらも俺の舌をじっと見ていた。あえてゆっくりと、見せつけるように舌を動かす。すずちゃんの唇がハクハクと震えて興奮しているのが伝わってきた。本当に可愛い。

「すずちゃん、見ていい?」

 俺がそう言うと、すずちゃんは自分で下着を横に退ける。間近で見たそこはぬるぬると光るほど濡れていて、パクパクと俺を誘う。見せつけるように指を舐め、濡れそぼったそこに挿入した。

「あっ、あっ、ああっ」
「すごく濡れてる。気持ちよさそう」

 ゆっくりと、挿れたり出したり。その度に俺の指を離すまいと中が絡みついてきて、この中に俺のを挿れたらどんなに気持ちいいだろうと思った。
すずちゃんの気持ちいいところをあえて触らないように、中に挿れた指をバラバラに動かす。気持ちいいのにイけないもどかしさにすずちゃんの腰が揺れた。

「か、けるさ、」
「ん?」
「ううっ、意地悪、いや……っ」
「じゃあどうしてほしいか言って?」
「うっ、おねが、おねが、ああんっ」

 すずちゃんのお望み通り、突起に吸い付いた。すずちゃんが大好きなように、舐めたり吸ったり。中が指を締め付けてきゅうきゅうとうねる。同時に気持ちいいところを指で突けば、すずちゃんは呆気なくイッてしまった。噴き出した潮が腕や指を濡らす。

「すずちゃん、いっぱいかかった」
「っ、ごめんなさ、」
「お詫びにして?」

 下着からそれを取り出して扱くと、すずちゃんは物欲しそうな顔で体を起こした。ほんとエッチなんだから。勃ち上がったそれを口に含むすずちゃんを見ながら、俺は口角を上げた。

「ん、気持ちい」

 舐めながら吸われると、気持ちよくて腰が震える。熱い息を吐く俺を見ながら、すずちゃんは指で自分の中心を弄っていた。喉の奥できゅっと締め付けられる感覚に、気持ちよすぎて腰が引けてしまう。すずちゃんはそれが不満だったようでまた奥まで咥えこんでしまった。

「はぁ、すずちゃん。気持ちよすぎてイッちゃいそ」
「ふぃっふぇ?」
「ん、だめ。すずちゃんの中でイキたい」

 そう言って頭を撫でると、すずちゃんは口を離した。そして、それを掴んだまま中心に宛がう。

「すずちゃん、もう挿れちゃうの?」
「んっ、だって、我慢できな、」
「……ほんとエッチな子。でも、その前にキスさせて?」

 すずちゃんをベッドに寝かせ、唇を貪る。そしてそのまま一気に挿入した。すずちゃんの体がビクビクと跳ねる。その体をぎゅっと抱き締めてガツガツと奥を突いた。

「あっ、ああっ、かけるさ、」
「すずちゃん、愛してる」
「い、いや、おかしく、なっちゃ、」
「俺も。気持ちよくてすずちゃんが可愛くておかしくなりそう」

 何度も何度も腰を打ち付けると、小さなブラジャーから可愛い乳首が零れる。それを指で弾くと、中がまた締まった。持っていかれそうになってぐっと堪える。感覚が全部すずちゃんに興奮して、震えるほどの快感が体を襲う。

「あっ、あっ、あっ、イく……っ」
「う、ん、俺も……」

 うねるように俺を締め付ける中が気持ちよくて。俺はすずちゃんの一番奥で吐精した。



「ん、ほんと可愛い。またこれ着けて?」
「か、ける、さ、分かったから、も」
「ん?」
「っ、もう、無理……っ」
「だーめ。誘惑したのすずちゃんだからね」

 何度目か分からない絶頂にくたりとしたすずちゃんの体をまた揺さぶって。すずちゃんが俺を熱くしたんだと心の中で言い訳をした。

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