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 リクエスト企画の話らすと!

「背中に住み着いた男」

もうちょい捻ったタイトルないんかい……ザ・そのまんまです。

実はいちばん最初に『背中/妖怪/ちょいエロ』で思いついたのは、こなきじじいでした。美女のこなきじじい。赤ちゃんから大人の女まで様々な姿になれるこなきじじい(♀)。ネタは気に入ってたんですけど話が全く浮かばなくて断念しました。リサイクルしたい。

次に今のネタが浮かんだんですが、背中に憑く妖怪は美女の方がいいかなーと途中で思ったりもしました。百合好きのタキギさん的にもそっちのがおいしいだろうかとか見た目的にウツクシイかしらとか。美女と妻を取り合う夫なかなかいいじゃないとか。

でもやっぱり気持ち悪くしたかったのと滑稽さが欲しかったので汚いオッサン案を採用。もうちょい気持ち悪さを醸し出す文章が書ければよかったんですが。

身体に気持ち悪いものが宿ってる美女、って個人的に興奮するんですよ。全然表現できなかったけど。背中の男の口が開いて藤吾郎の手に噛み付く展開とかも考えましたが無理でした。

藤吾郎もですが特にお篠は、とにかく妖怪の被害者、ということで極力変わったキャラ付けをしないようにと意識して書きました。いつも変わったキャラなんか生み出せてないんですけどね!

ひんにゅうとか脳内お花畑とか鈍感とか犬好きとか、そういうのを付加しないで、ただひたすら『妖怪に取り憑かれた美女』で。藤吾郎に関しては『お人よし』と『嫁バカ』。嫁バカはうちのヒーローのデフォルトですがそうしないと話が進まなかったから今回はわたしの趣味ではなく敢えての嫁バカ設定です。

妖怪は、名前も詳しいこともわからないのにいちばん存在感あるように書きたかったんですが、難しかったです。やっぱ妖怪の独白シーン増やすべきだったかなと後悔。でも妖怪にあんまり同情させたくなかったというか。『気持ち悪いけどなんとなくあわれ』みたいなとこで止めておきたくて。

終わり方に関しては、何も解決しないままにしようと決めてたのでああなりました。気持ち悪さを取るなら藤吾郎に移らない方がよかったのかもしれないんですが、滑稽さを取って移しちゃいました。背中と妻を取り合う男。滑稽です。

ちょいエロはどこに?と思われるかもしれませんが、背中に妖怪が住んでる美女、っていう設定がちょいエロです。え?どこがだ?それはわたしの文章力の問題です、はい。すみません。いつもに増して言い訳の羅列がすさまじいので、このあたりでやめておこうと思います。

タキギさん、リクエストありがとうございました!そしてきっとコレジャナイ感ものすごいとおもうので申し訳ない!!!

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