全てが幸へと変わる時間


時々大分ぶっ飛んだ発言をしてくるとは思っていたが、それがあまりに右斜め上を突き抜くようにして飛んで来ると、正直受け止め切れずものすごく深く胸に刺さってくる。


「それで烏間くんとは式を挙げないの?」


柴崎は前触れもなく、なんなら何の脈絡もなく飛んできた実母・香織からの発言に飲んでいたコーヒーを吹き掛ける。が、既のところで飲み込みこと無きを得た。
しかしそれも完全にとは行かず、惜しくも僅かの量が気管に入ったのか、彼は少しばかり苦しそうに数回咳きを繰り返した。



「っ、ごほ…っ、っ、なに、急に…っ、ッこほ、」

「急にじゃないわ。貴方と烏間くんが告げに来てくれた翌日からずーーーっと思ってたことよ」


けれど待てど暮らせどそのような知らせは一つもないない。偶に実家はどう?という昔から変わらないわねぇ、と思わせてくれるような連絡はあっても、実は…という前回の報告以上のドッキリ(?)はやって来ない。
まさか焦らされている?それとも今ちょうどそんな話し合いを彼との間でしていて、まだ纏まっていないとか?
そんなことをつらつら、香織は考えたものだが…もう二ヶ月だ。あれからそれだけが経った。なのに連絡の主旨と返答は「元気にしてる?」と「そっか。なら良いんだ。体には気を付けて」の二本のみ。

香織は思った。
これじゃあ駄目だと。受け身は駄目。あの子相手に受け身でいては話は始まらない。ならどうしたら良いのか!
そこで出たその答えは、これに尽きた。


「常に攻めの体勢よ」

「ごめん母さん、俺良く理解できない」

「どうしてよ〜!だって貴方ったらいっつも受け身!それでいていっつも優しく受け止めるの!だからそれに私達は甘えていたの!でもそれじゃあ駄目っ。これからはもっともっともーーっと!攻めていなきゃいけないって思ったの!」

「なんで?」

「本音を知るために!」

「俺はいつも本音で話してるよ?」

「じゃあ今の本音を私に話してごらんなさい」

「この話はやめよう」

「そうじゃないのよ」

「そうじゃないことないんだよ」


全く一体何からこんな話に…。ただ今日はこっちの方へ来る用事があったものだから、ついでにと顔を見せに寄っただけで、こんな唐突な話を聞きに来たわけでも、聞かされに来たわけでもない。
だというのにコーヒーを入れてもらえて、飲んで、それから15分もしないうちにコレである。
正直ゆっくり飲んでなどいられない。
いつまたこの斜め攻撃なるものを食らわされるか分からない上に、またコーヒーが気管に入ればそれはそれで…それも苦しいし辛いのだ。

柴崎ははぁ…と軽く一つため息を吐きながらテーブルに肘をつく。そうして頬杖をした瞬間、次はガタンという大きな音に彼はその肩をビクリとさせた。



「結婚はまだ早い!!!!」

「あら。ずっと黙っていたから参入して来ないのかと思ったけど、やっぱり参入して来るのね、雄貴」


見れば話の筋をやっと自身の中へ落とし込むことが出来、更にはようやく消化が出来たらしい雄貴が椅子から立ち上がりわなわなとしていた。
次いで彼の拳はギュッと握られていて、目は若干…釣り上がり気味だ。その見えるところから言えることは、宛ら年頃の女の子を持つ父親の姿を想起させる。
実にそれっぽい。娘が嫁へ行くのはまだ云々という、あれとそっくりさんである。



「確かに俺は惟臣さんと兄貴の関係は認めた!!」

「そうね。泣いちゃったけどね」

「でも結婚はまだ早い!!!」

「早いって、この子こんな顔して若々しいけど来月の25日で30よ?ねぇ?」

「生々しく年齢言うのやめてくれない…?」


そうなんだけどさ。年は嫌でも食うし、なんなら来月30になりますけども…。そう大っぴらにドンと出されると、うわぁ…もう30か…となってしまうので、柴崎自身もぶっちゃけもう喜べない。
そろそろ誕生日とは…という意味もない概念の論議へと飛び立ってしまいそうにもなる。
だがしかし、そうは言っても誕生月というものは来るな来るなと言ってもやって来る。
だから来月30といういずれ来る未来については諦める他ないのである。



「十分結婚適齢期に達しているし、もしも相手が烏間くんでなくても結婚していたって可笑しくない年齢よ」

「で、でも…っ、っ、でも結婚したって今となんも変わんねぇじゃん!」


なのになんでそんな急に結婚の話になるんだよ!と。柴崎本人よりも物申している雄貴は机をバンバン叩いては香織に抗議をしている。
それを聞く当の本人というと、まぁ分からなくもないと首を軽く縦に振った。

例えば烏間と結婚したとして、今の生活に大きな変化はない。保険が付くわけでもないし、税制優遇措置が効くわけでもない。男女の結婚ならともかく、烏間と柴崎は男性同士。
米国では法律的にも認められているようだが、ここ日本ではまだその制度が国全体で認められているわけではない。未だ法律がどうの、違憲論でどうのと障害が多い。
反面法律に関係なく、それぞれの考えからそのような隔たりは特に気にしないという者も居たりで、現在は本当にまちまちな状態を帯びている。



「別に惟臣さんと結婚しなくたって兄貴は幸せなんだろ!?」

「そりゃあね、そうでしょうよ。電話先でこの子の話すことなんてこの家の心配か私や雄貴のことや、あとは烏間くんとの…」

「母さんっ」

「あら、いけない?」

「明け透けが激しい!」


全くもって本当に今日は油断も隙もない。少し目を離したら何を話されるか分からない。
とはいえ実際話されて困るようなことは柴崎自身も特に電話先で話した覚えはない。が、いかんせん雄貴は二人の関係を認めてもまだまだお兄ちゃん子であることには変わりないのだ。
そのため彼の機嫌の行く先はぶっすーーーっと。永遠悪くなるばかりである。



「…兄貴に結婚は早い」

「うーん…」

「早い」

「まぁ、ほら、俺と烏間は結婚しても何もさ、」

「早いっ」

「うん、うん、そうだね、早いかもね」

「早くないってば。志貴は十分に」

「母さん、しっ」


早いんだよ〜〜!!早いってば〜〜!!!と泣きついて来る雄貴を抱き止め、はいはい、はいはい。と背中を叩く柴崎からは達観と慣れが垣間見える。
そして前にはこちらもまた別の意味でぶ〜…と膨れている香織が居るため、雄貴の次は彼女の機嫌取りをしなければならない未来が柴崎にはハッキリと見えた。






…とはいえだ。


「(…結婚か…)」


あれから予想通り母の機嫌を取ってから二時間ほどして帰ってきた柴崎は、帰宅後洗濯物を畳みながら実家で話していたことをぼんやりと思い出す。
結婚。この先も縁のない話である。烏間と共にずっと居られるなら、永遠に。
昔は自分もいつかは結婚するんだろうか…みたいなことを考えた時期もあったかもしれないが、烏間とこうして両想いで、共に暮らせるようになってからは本当に、頭の片隅にも浮かばなかったものだ。
柴崎自身、結婚に大きく意識は傾いていない。書面にも、戸籍にも、この関係は死ぬまで残せないものだけれど、別にそんなことは構わないと思っている。
そう思えるだけ、彼は烏間を想っていた。
大好きな彼が側に居てくれるなら、他に何を望むこともないと本心から。


「(…っていっても、これは俺だけの考えだし、もしかしたら…)」


本当は、烏間は結婚というものを、したいのかもしれない。実際のところは分からないけれど。
というのも烏間惟臣という男は本音は話すが、言うほど顔には出さない人だ。まぁ全く出さないわけでもないため必ずしもとは言えないが、表情に多くの起伏があるわけではない。
しかしだからこそ、烏間が笑ったり少しむすっとしたり、時折優しい顔をしているのを見ると、柴崎はこの上なく嬉しく、そして幸せに感じる。

今朝もベッドから起きて服に着替え、リビングの扉を開けたとき、おはようと声を掛けてくれた烏間の柔らかい空気に無性に幸せを感じたのだ。
あぁ、やっぱり大好きだなぁと。そう思わずにはいられないほどに。
心が途端に嬉しくなって、明るくなって、朝ご飯を用意してくれていたらしい彼のそばに寄って隣に立ったのを思い出す。


──「ん?」

──「ふふ、ううん。なんでもない」


ただ隣に居たいなと思っただけと。そう零せば彼は少しの間を生んで、瞬きを二度ほどしたあと眦を和らげ、軽く髪を撫でてからこの額にキスをしてくれた。
それももう何度目だか分からないというのに、いつもいつも恥ずかしくって、けれど嬉しく感じて、堪らなくなる。

今朝のことを思い出した柴崎は洗濯を畳む手を止め、ふふ、と小さく笑う。
最近はそんな何気ないことにも胸の奥がじんわりと温かくなって、知らず知らずのうちに頬が緩んでしまうことがある。



「実家で良いことでもあったのか」


掛けられた声はこの部屋で一緒に暮らす烏間のものだ。彼は柴崎の側に腰を落とすと、書類を片手に彼を見た。
どうやら今の今まで、烏間は部屋に籠って仕事をしていたらしい。休日だというのに熱心で、また相変わらずの生真面目さだ。


「実家で良いこと……」

「行ってきたんだろう?今日」


確かに、行ってきたには行ってきた。一時間半か、二時間か、それくらいは。けれどそこに良いことがあったかどうだったかと問われると…。柴崎はうん、あったよと首を縦には振り辛かった。

思えば途中までは結婚について考えていた。それでなんだか…自分には縁がないなぁと考えて、それから色々と思いを馳せた後に、一緒に暮らせて幸せだなぁに行き着いた。
そこまで思い出した柴崎は側に座る烏間をちらりと見遣る。すると烏間もまた柴崎を見ていたらしく、二人の視線がパチリと合った。
きょとんとする烏間と、瞬きを三度ほどする柴崎と。リビングには少し不思議な空気が流れる。



「…聞いても良い?」

「ん?」

「烏間ね、結婚したい?」

「…………。…は?」


15秒、20秒。それくらいが経ってやっと烏間の一声目が「は?」である。しかしそりゃそうなるだろうと第三者目線でいくと言いそうになる。何せ前触れもなく急に「烏間、結婚したい?」なのだから。
案の定、「は?」と言った後の烏間の眉間には徐々に徐々に皺が生まれていく。とはいえそれは決して怒っているだとかそういう類のものではなく、訝しげ、と捉えるが正しい顔付きだ。


「誰とだ」

「え?いや、誰とというか…」

「俺が誰と、どこでどう結婚したいと思うんだ」

「…えっと………、まずは…俺と?」

「自信持て、馬鹿。お前以外に居るわけないだろ」


あれ、ここは喜ぶべきなのか。それとも馬鹿と言われて膨れるべきなのか。分からない。柴崎は頭の上にはてなを三つほど飛ばしてはそれをクルクルと回した。
しかし、ふむ…まぁ、とりあえずここは喜んでおこうと彼は心の中で小さく頷く。


「そっか」

「で?」

「?で?」

「唐突に俺に結婚したいのかどうかを聞いて、それで終わりか?」


言われてみれば、確かにそうである。
柴崎はあー…とどっち付かずな反応を見せたあと、手元にある洗い立ての烏間のシャツへ宙に投げていた視線を落とした。
どう、と言われると、結論は烏間が結婚したいのかどうかについてだ。
しかし彼は誰との部分ではちゃんと(答えたのは柴崎自身ではあるが)柴崎であると言い方的には答えを示してくれた。

だったら踏み込むべきはその先であると、問うた本人も分かっている。



「んー…あのね」

「あぁ」

「今日実家に顔出しに行って来たでしょ?」

「そうだな」

「その時に、母さんから「烏間くんとは式を挙げないの?」って言われて」

「…それで?」

「でも、俺は結婚してもしなくても何にも変わらないと思ってるから、特にうんともすんとも言わなかったんだけど……帰り掛けに言われた言葉がちょっと残ってて」

「帰り掛けに? 何を言われたんだ?」


尋ねてくる烏間を側に、柴崎は数時間前のことを思い出す。
確かにあの後、母の機嫌取りに向かったといえば向かった。そしてその役目を終えた後、そろそろ帰るかと腰を上げたのだ。その時に、柴崎は母・香織から玄関先である一つの言葉を伝えられた。



「…俺が結婚をしたって何も変わらないと思っていても、烏間はどうかだか分からないって」

「……なるほどな」


確かにそれは一理ある。香織の言葉は実に痛い部分を突いていた。
片方だけが意味がない、変わらないと思っていても、果たしてそれが相手も同じ考えだとは限らない。本当は反対の思いを持っているかもしれないし、実は同じ考えの可能性だってある。
しかしどちらにしても、それは聞いてみないことには分からないことだらけだ。

それを伝えられた柴崎は、それもそうだな…と。安易に関係ないとは思い切れなくなった。
関係ないし、変わらないというのは柴崎自身の考えであって、烏間と出した答えじゃない。
だとすると一言で意味がないと表すには些か、乱暴な答えになってしまうのかもしれないと。

烏間はシャツへ目を落とした柴崎を見遣ると、手に持っていた書類を一旦カーペットの上に置く。そうして何も手に持っていない状態で、彼は柴崎の方を見た。



「確かに香織さんの意見には一理ある。だが俺は、お前の考えだって分からなくはないと思っている」

「変わらないってこと?」

「あぁ。これが男女の関係なら大きく変わる。だが俺たちは互いに男同士。日本じゃその手の法律が生まれていないために、男女間における変化は俺たちには起きない」


しかしだ。烏間はこうも考える。


「だがそれでも、香織さんがそう言うには恐らく、何か特別なものを作ってはどうかと。あの人なりの提案なんじゃないか?」

「特別なものって…」

「そうだな…例をあげるなら、男女間だとそれこそ婚姻届だ。紙切れ一枚だが、一応価値はあるし意味もある。特別と区切ってもいい代物だ。だが俺たちの間にそれはない。これは仕方のないことだ」

「うん、」


どんなに望んでも、烏間と柴崎の間に世に通じる婚姻届は生まれない。たとえ目の前に置かれても、それは何処にも出せないただの紙切れになる。
この関係に証拠となるものは何もない。この先永遠と、互いを繋いでおけるものは言ってしまえば目に見えない向け合う心のみだ。
しかしそれがもしも、この先の未来で途切れてしまうことがあれば、その時は互いが互いを引き止められるものは何もない。



「柴崎」

「うん?」

「欲しいか?」

「え、?」


シャツの上へ置かれていた柴崎の手が烏間に取られる。
優しく握られて、冬の冷たさに晒された手をやんわり包み込むようにして、その甲を親指の腹で一度だけ撫でられる。



「お前が欲しいのなら、俺はそれに答える」

「烏間…」

「但し本心で答えてくれよ。俺に遠慮をする必要も、世間体を気にする必要もない」


お前の思う本心を答えてくれ。そう告げられる烏間からの言葉に、柴崎は一瞬喉を詰まらせ、息を飲んだ。
視線がそ、と下を向く。
本心。本心とは、心に思う本当のこと。嘘偽りのない、真っ白なもの。それが今、この心にはあるだろうか。
柴崎の瞳がゆっくりと烏間の姿を捉えた。
その時に見えた、あまりにも優しい彼の目の色に、今も取られている手にほんの僅か、力が籠もった気がした。



「…なくても、良いけど、」

「……」


なくても良い。これは本当だ。無理に作る必要も、必ずあって欲しいと思っているわけでもない。
けれど、少しだけ。心の奥の方に隠れていた本心を取り出し、その蓋を開けるのだとしたら…。

烏間に取られている、柴崎の手がやんわりと彼の手を握り返す。



「あったら、嬉しいなって…思う」


例えば、烏間とのこの関係を。例えば、烏間にとっての特別を。例えば、烏間へ向けるこの想いの大切さを。表せるような何かが。

優しく握られていた手に少し力が込められる。それを感じ取った直後、柴崎の手は烏間に引かれ、僅かにその体が彼の方へと傾いた。
反射的に瞼を閉じて、肩に力を入れる。するとすぐに、その肩は温かいぬくもりの中に包まれた。



「烏間?」

「本心、聞き届けたからな」

「へ?」


聞き届けたとは…つまり、どういう意味なんだろう。柴崎は不思議に思って顔を上げ、少し上にある烏間の顔を見上げた。その時に目が合うも、なんらかの意図を含んだような笑みを向けられるだけで答えはくれない。
あれ。そんな気持ちが柴崎の心の中で生まれる。
これって、答えて良かったのだろうかと。
しかしそんなことを考えたところで後の祭り。もう告げてしまったわけで、烏間はそれを聞き届けてしまった。
ので、どんなに後に戻りたくても戻れない。

柴崎はぎゅ、と。それでいて優しく抱き締められる烏間の腕の中で瞬きを数回すると、偶々目に入った烏間のシャツを見て、どうかこれだけは徒らな皺が行きませんようにと少しだけ、遠くへ置いた。













やっぱりあのとき正直に答えるのは止した方が良かったかもしれない。
と思っても、時既に遅し。現在柴崎はなんでか全く分からないが、以前イリーナに紹介をした教会の中、の、一室へと通されていた。


「(……なんで?)」


現状把握がまるで進まない。ぐるぐる思考が回る中、柴崎は一度大きく息を吸った。
よしよし、よし。ここは一旦、冷静になるべきだ。混乱している状態では見えるものも見えてこないし、碌なこともない。だったら冷静になった方が得が多い。
ということで、深呼吸を数回したのち。柴崎は此処までのことをまずは思い返してみることから始めた。


まず、朝は普通だった。とても。いつも通りといって過言ではない。しかし何故か朝から烏間に「今日は出るから家のことはほどほどにしておけよ」と告げられて、それに対して「?うん、分かった」と。言葉の(裏に隠れていた)主旨を汲み取ることなく普通に返事をした。

そうして出掛ける時間になって、車に乗せられ、あれよあれよと言う間に何故か此処へ来た。
そりゃあ車内でも柴崎は烏間に向けて、どこへ向かっているのかを尋ねたには尋ねた。しかし欲しい答えは返ってこなかったのだ。
着いたら分かるだとか、今に分かるだとか。そういう曖昧なものばかり。
するとこれ以上しつこく聞くのもな…と思った彼は、ふぅん…と。こちらもまた曖昧な返事をして、大人しく車の助手席に腰を預けたままだった。

それで着いた先がまぁまぁ良く知る教会で(従兄妹である葉月の家の近くというのもある)、謎はますます深まるばかり。
だからねぇ、とか。ちょっと、とか。声を掛けたのだけれど、烏間はただ笑って柴崎の手を引くだけだった。



「(それでここで少し待っておけと言われて、言われて…なんで俺は大人しく待ってるんだ?)」


思うのなら動けば良いじゃないか。きっと烏間はこの教会のどこかには居るんだろうし、探して理由を尋ねれば良い。そうすればこの謎も晴れて、ずっと気になっていた答えにも辿り着くことが出来る。


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