逆光のあなた
魂が傅くほどの
きみの頭は電波塔
愛を牛乳でかさ増し
虚なあなたを見たい
憎しみとクレマチス
機械仕掛けの我がプリマ
あいして恋人、冷凍庫で
あなたとわたしの致命的欠陥
いつまでもなまぐさく在りたいのに
つまらなさそうにホールケーキをつつく女
やわい爪を立てられたって痛くないんだから
お前は単純な生き物なので、私が舌を出せば欲情する
私の感情のほとんどは考え過ぎだって淘汰されるべきものなのだ