歌詞を編む
繭のざらめ
人体、楽園、愛について
それは無菌のまぐわいである
睫毛の本数は清潔の証足るか?
覚えていません、愛していません
海が毛布の中のように暖かければよかった
瞳の中、よく覗けば細胞のかたちをしている
清潔な床にシャインマスカットと無花果が転がっているけど
あなたがわたしの腹に頭を乗せる。わたしはあなたの頭に手を置いて慰める。真昼の出来事
あたしは、この一冊の本を愛しているの。四つん這いになって、背表紙を股の間に押し当てるの
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