01

あたしの彼氏は絶対天然だ、いやそうだ。
周りも認めるほどの天然である。

『大我』
「あ?....名前っ!?」

今だって頬にキスしただけなのに、数秒固まって顔真っ赤にして、あわあわしてる。
そこが可愛いんだけど、本人にいったら怒られそうなので黙っておく。

『ねぇ、熱中症ってゆっくり言って?』
「は?なんd『言って』...はぁ」

めんどくさそうに溜息をついたあと、あたしをじっと見つめる彼。
この瞳が好き、でもやっぱり言わない。

「ねっ、ちゅー、しよう?」
『喜んで』
「は?...っておま、え?!」

軽く唇がふれるくらいのキスをして、
『ねぇチューしよう?』なんて言ってやったら

「騙された....」って返ってきた。

『わかったんだ』
「わかるだろ!」
『じゃあ、はい続き』
「喜んで」

手が早い?ビッチ?いいえ。
こう見えて実は心臓ドキドキ。この音があたしの気持ちが大我に伝わりそうなくらいドキドキしてる。

でも、こんな感じがいつまでも続けばいいのに。

そう思って目を閉じて、彼の鼓動を感じる。

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