01

×黒子目線

「てててててテツ!」
「どもりすぎですよ....何でしょう」

名前さんに名前を呼ばれて、振り返ると彼女の頬が赤い。

「熱でもあるんですか?」

おでこを触ると、少し熱かった。

「帰った方がいいかもしれま...名前さん?」

熱を測った僕の手を彼女はとると、自分の頬にあてた。

「こ、ここ....///」
「ここ?」
「あ、そのっ...えーっと」

これはもしかして頬にキスしたがいいのだろうか。

「おねだりって考えてもいいんですか?」と聞くと
「...ん///」と小さくつぶやいて小さくうなずいた。

何ですか、この可愛い人!

「今度はもっと素直に言ってくださいね」
「ばっ、ばぁぁぁぁぁか!」

頬ではなく口にキスをすると、真っ赤な顔がさらに赤くなった。

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