01

「名前ー」
『はい、何ですかー?』

涼太くんの私を呼ぶ声がする。
振り返ると、走ってきた彼。まるでわんこのようです。

ぎゅって抱き着いて、満面の笑みで
「大好きっス!」

って言って頬にキスされる。

『私もです、私は愛してます』

私はきっと彼に負けないくらい彼のことが大好きなんだ。
彼の唇にキスをする。

「名前ーっ!」
『わ、涼太くん苦しいですよー』

もっと強く抱きしめられる。
でも今はこのままで。

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