天使のたまご感想
2013/01/07 21:08
あなたは誰？から始まる不気味で怖くて美しくて訳が分からない作品
ＦＦの天野さんやスタジオジブリのスタッフが大量に関わり、エヴァンゲリオンを描いてる方も携わる何気に豪華
登場するのは少女と少年
少年はどうみても青年
キーワードは『方舟』
おおまかなあらすじ
ノアの方舟が陸地へたどり着かなかった『もう一つ』の世界。
機械と化石になった人によって構築される目玉をモチーフにした黒い太陽が海に沈む世界で、一人の少年は鳥の卵を見る。
少女は卵を抱え、水の溢れる街でガラスを集めていた。
ここで大事なのが、少女と少年の卵
少年が見た卵は、グロテスクな木に支えられた巨大な鳥の卵で、少女が抱えているのはバスケットボール程の大きさの卵
少女は中に『希望』と『天使』の象徴である鳥が入っていると信じている
感想
序盤を見た時、ファンタジーもののアニメ映画かと思ったけど、あくまでパラレルワールド。
ストーリーに波のない前衛的な内容ではあるけど、時間の使い方がうまい。
魅せ方や背景、水の描写が相当力を入れてるとわかる。
この作品は『時間』と『映像』と『音楽』を観るものだと思う。
大事なのはあくまで卵の中身。
少女の作画へのこだわりがハンパじゃない。
時折女性的な表情を見せるのはなんか意味があるんだろうね。
絵は完全に天野さん。
テンション上がる！
観ていると面白いとかつまらないとか通り越して、完璧に魅入る。
80分の映像を見た後、謎の絶望感に襲われる。
トラウマになって二度と観たくないと思ったけど、完全に世界観に引き込まれてDVD欲しくなってきた。
『不気味で怖くて美しくて訳が分からない』アニメ映画だったよ。
これは夜中に一人でひっそりと観るべき。
世界観☆☆☆☆
内容‐‐‐‐‐
人物☆☆
作画☆☆☆☆☆
音楽☆☆☆☆☆
オススメ☆☆☆☆☆
台詞が鬼というほど無いんで評価し辛いよ。
内容に関しては、前衛的なものなんで評価できない。
ただ衝撃のラストとだけ言っておこう！
以降考察ネタバレ注意
追記
prev | next