Evil終
2013/11/08 19:30
「つかお前、さっき彰宏のことそのことで責めてなかったか?」
翔はオフがズレた事で、スケジュール管理不足だと彰宏に文句をつけていたはずだ。
由利が問うと、翔がニヤリと笑う。
「最初から社長に言われてたからな。彰宏ちゃん困らせたり泣かせたりすんの楽しいじゃん、だからついつい少し意地悪したくなんのよ」
「少しってレベルじゃねーけどな」
「ひあっあ……っけえとっけえとっうっうああっだめ、だめだっ俺っあああっ」
「っは、はあ……っ何、イくのかよ……っじゃあちゃんと、強請ってみろよ……っ」
「け、と……っ俺のことイカせて……っお願いっけえと……っ」
「じゃあ中で出してい……?っ」
「いい、いいから……!けえとのっいっぱいちょうだい……っあっふあああっ」
最早理性が飛んでしまっている彰宏が、惜し気もなく淫猥な台詞を口にする。
圭人の下で妖艶に踊る腰と紅潮し頼りなく蕩けた表情に、由利と翔の治まっていた劣情に火が点る。
彰宏に深く腰を押し付け身体を震わせた圭人が、ゆっくりと身を起こす。
引き抜かれた雄。今だ少し閉じきれずにいる彰宏の穴から、放たれた圭人の白濁がこぼれ出た。
彰宏の合わない焦点が、天井をさ迷う。
「っし、じゃあスタリハ行くかー。彰宏、明日からのオフは俺もたくさん飲ませてやるからな、覚悟しとけよ」
「あっきー、収録終わらせたら続きなー」
「じゃ、彰宏ちゃん、頑張ってくるからな。後からいーっぱい可愛がってやるよ、明日からオフなんだし?」
素直に楽屋から出て行ったメンバーを眺め、彰宏は呆然としてしまう。
アレ、機嫌悪いの何だったんだよ……?!
からかわれたのかと腹が立ちそうにもなるが、結局何も考えられず、盛大に溜め息を吐いた。
とりあえず、明日からのオフは地獄らしい。
エセ芸能界ネタでした。
いつもと何も変わらない………
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