04




またまた場所を変えてここは深海真っ暗闇。ルフィとゾロとサンジを探し続けるが、危険がいっぱい過ぎて難航中。
そんな中ブルックが侵入者が縄ぬけしたと教えてくれた。


「みなさん!あの海賊の方知りませんか?」

「あー!そういやいたな!すっかり忘れてた。」

「どこ行ったんだ?」

「下降流の時振り落とされたんじゃねぇか?」

「いえ、それが!ロープはほどいていたようで…ほら!」

「この船のどこかに隠れているのかも…やだ!!」

『俺船の中見てくる?』

「構わねぇ、そんなに強ぇやつでもねぇだろ。」


という会話からわずか3分経たないうちにその男はフランキーによって樽に閉じ込められた。


『頭いいんだか悪いんだか。』

「こっちも油断したな、こいつが馬鹿じゃなきゃ危なかった…体が泥のように溶けて原型を失ってた。」

『悪魔の実?』

「ああ、しかもロギア系の能力者だ。」


それは厄介と思っていたら何やらチョッパーがグロッキー。
俺もコートがなんだか暑い気がする。それに前方に煙とはいったい。


「ここは海底の火山地帯よ!!」

「噴火したら即死じゃねぇか!ここから離れよう!!」

『暑いから着替えたい。』

「ふざけんなゴルァ!」


そんなこんなで逃げて逃げて逃げ切って、逃げ切った先の光。 深海の光、しかし魚人島にはまだ早い。
深海で光って俺知ってるけど、でも、


『こんなばかでかいのは知らない…!』

「アンコウだ!!騙された!!」


間一髪逃げているがまだだ、まだアンコウから逃げ切れていない。
しかしそんな緊急事態にさらに不測の事態。 人の姿をした海の怪物、海坊主ではないか。
船をひっくり返されるかと思いきやアンコウにこぶしを振り下ろしたところを見るとどうやらアンコウと知り合いらしい。
そして、さらに、なんともまぁ不気味な歌が聞こえ、幽霊船が姿を現したではないか。


「あ、あれは、本物ですよ!!あの帆を見てください!有名な船フライングダッチマン号!!」


神の怒りを買ったというバンダー・デッケン船長は永遠の拷問を受けながら海をさまよい続けることを運命づけられた、その船長が乗る呪われた船。
それこそフライングダッチマン号。
海坊主はどうやらその手先だったらしく、逃げ切れないかと思ったその時だ。


「「!!?」」


突如現れたクラーケンが、海坊主を殴ったではないか。 しかも、そのクラーケンを従えて姿を現したのはルフィたちである。


「あきれた…本当にてなずけちゃったわけ?あの怪物タコ…。」

「おう!上級者の航海をするんだ俺は!な!するめ!」

「イカみてぇな名前つけちゃってるよ!」

『…、』

「おうどうした黙って。」

『いやなんか、地鳴りみたいな音聞こえない?』


そういった瞬間、音がより大きく鳴り響く。
何が来るのかはさっぱりだが、確実にやばいことだというのはわかる。


「まずいわ、海底火山が…噴火する!!」


そこからの行動は早かった。
わき目もくれず必死にするめと幽霊船たちが火山から逃げていき、魚人島に向かい続ける。目指す先は真っ暗の断崖絶壁で何があるかわからないが、火山のマグマよりましだろう。
飛び込んだものの、土石流が背後から迫ってくる。


『っ、俺が行こうか、』

「いや俺がシャボンから出て斬ってくる!ルフィ!しっかり掴んでろよ!」

「ダメよ!ここはもう8000メートルの深海!外に出ては水圧に潰されてしまう!」

「―――必殺緑星!サルガッソ!!」


ウソップの見事な一撃により土石流が足止めされた。
しかしなんとおいしいといっていいのか、するめの頭に岩が落ちて船はそのまま落下したのだった。


上から下まで

(まっ逆さま)




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