14:24
いなくなれないなんて、うらやましいひとね。


14:23
月は雲のベールを被り、だれかかなにかと結婚式。誓いの時間はまだらしい。招待客は、わたしから見えるかぎりでは一つきりの星。しあわせになるのですね。


15:27
鳥は青いほうがいい。


06:15
あの子はその身に訪れる夜を、知らず知らずのうちに食べてしまっているのだ。


13:28
それぜんぶ、あなたの魔法よ。


13:25
拒むのだ。したたかに、あのひとのように。はっきりと、まっすぐと。彼が竦んでしまうほど。しっかり、拒むの。


17:12
これから話すのは、そんな強い女の子が初めて泣いてしまった日の彼のおはなし。


11:34
約束さえしてくれたらもう、約束通りにはしなくてもいいから。


11:53
だからもう、わたしのことなど忘れてお仕舞い。


23:50
はやくきなさいアダム。池のなかを見なさいイブ。ほら、いまにもほろびてしまいそうだろう。


20:05
触れたって溶けやしないし、火傷も凍傷もしない。きみとぼくは、そう遠くない物質で構成されている。


22:22
ほしがるのならば明かりくらい消してみせて。


23:07
どうしようもないね、ときみが笑うから。わたしはうれしくて、もっとどうしようもなくなりたくなってしまうのだ。


22:32
きっときみは、そんなふうに。たまには死んでみたりしながら、生きてゆくのだ。


23:40
安心して。きみのおとしものなら、もうずっと見つからないよ。


22:20
「ああ。あの、いつも泣きそうなカオしてるひと」


22:16
背を向けた彼はその刹那、おおきく白い羽となった。


17:46
かわいさを保つのが得意じゃないだけです。


12:18
きっとあの子のキスじゃなきゃ彼はヤダと言うわ。


17:11
「好きより大好きの方がさ、なんか言いやすいよね」



しずむ うかぶ

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