11/22 世界は息をしている ( 22:45 )


※日記小話※SQ12月号妄想※気付いているのに気付かないフリをする話※最大の議題は、越前リョーマにとって、竜崎桜乃がどこの立ち位置にいるかって話※彼女が追いかけているようで、彼はその存在をずっと背中に感じてたんだよって話つまり尊い※今日もありがとうこの素晴らしき世界























**

フランス語だか何だか知らない、違う呼び名のその名前は、まるで別人のようだった。
白馬に乗った可笑しな男を見上げながら頬を赤く染める竜崎も、まるで知らない人間を見ているかのようで。

違うだろう。アンタの名前は花の名前が入った、もっと柔らかな音をしてるだろう。
違うだろう。いつもそんな顔をして伺うように見上げていたのは、その男ではなくて、

その男ではないなら誰だろう。
オレは、誰だと思っているんだろう。

竜崎はテニスが好きだ。そして、オレのテニスを応援してくれている。オレがどこにいても。例え自分でさえ迷うことがあったとしても。

だから、いつの間にか、多分、あのとき「大丈夫」と言われた瞬間から、オレは勝手に安心していたんだ。

オレが前を向いて走っていても、後ろを振り返れば竜崎がいる。
オレがコートでテニスを楽しんでいるとき、横を向けばフェンス越しに、やっぱり彼女はそこにいる。

どこで誰と戦っていても、例え周りの人間には伝わらなくても、オレが見てる方向を竜崎も見てくれると思っていた。


いつも直向きに向けられる視線も、躊躇なく口にする励ましの言葉も、最近では背中を見守られているような気さえしていた。

気付いていた、本当は、自分にとって彼女は他の人と違うのかもしれないと。


肌がざわざわする。自覚しようとする意識が胸の奥で身動ぎしていた。

それは歯車が噛み合っていくような音をしている。
カウントダウンをしているかのように聴こえてくる音が、徐々に意味を成していく。
何故、他の人と違うと思う?
どうして、他の男を見ている訳がないと思う?
何故、いつも彼女が近くにいると思う?



それは、特別だからじゃないのか、彼女が。


−−その瞬間、ひゅっと、息を吸った。


それはオレの息だと思っていたけど、もしかしたら後ろにいる竜崎の息だったのかもしれない。

衝動的に握った手は、小さくて細くて、言いようのない気持ちが湧き上がってくる。

背中からは戸惑った雰囲気が伝わってくるし、もしかしたらまだここに居たいのかもしれない。
でも気にしてられなかった。

手をとることが初めてだとか、何でそんなことしたとか、そんなことは知らない。
分からない。まだ、分からないはずだ、オレは。


ただ、ここから離れさせたい。
それだけだった。




10/29 Something lovable ( 16:40 )


チャオッ!
.........
〜Take 2〜
ハロー皆さん!!
うん、よしよし。


お久しゅうございます!
最早ここを訪ねてくる方がいらっしゃるのか分かりませんが、管理人の雫石ですテヘッ!
※素面です


えーっと、前回の日記更新が6月ですか?いやー時が経つのって本当に早い。気がついたらもう10月も終わりますね(*´-`)あと2ヶ月で今年終わりますねハッハー!
※クドイようですが素面です


前回と前々回が、更新のお知らせと日記小噺でしたので、真面に日記書くの年始ぶり(驚愕)なんですが、いやもう季節が巡りすぎて何を語ればいいのやら。
あの、お花見しました?海行きました?今年は暑かったですねー。あ!そろそろ紅葉の時期ですね!よし追いついた。


今年の初めに創作活動活発にしていきたいと宣言したくせに今年全然書けてないのですが、、何だったら今年もこのままの調子で終わりそうですが、11月2日に歴史的瞬間が幕を開けそうなので、リョーマくんと桜乃ちゃんへの愛を胸に2018年を締めようと今から心に誓っている雫石です。

流石にね、穏やかじゃいられませんから、創作意欲が破裂して何か書けたらなあと思います。あときっと界隈が賑やかになると思うので、素敵な作品に沢山出会えそうなことも楽しみです。
これを機にリョ桜好きさんが増えればなあとも大いに期待してます。ウェルカム!

相変わらず支離滅裂な日記ですが、生存報告ということでこの辺で現実に戻ります!話したいこと他にもあるのですがバタバタですな!

うふふふふ楽しみだなあ、11月2日
冬間近。もうすぐ、リョ桜の季節ですよ皆さん(*´-`)



06/29 短篇+1 ( 13:41 )


Q:えー、まず、今回書かれました菊朋短篇『We are the same』ですが、こちらがキャラ崩壊と言われるほどの内容になってしまった点について、どう思われますか?


A:はい、大変身の縮む思いです。言い訳をさせて頂くと、今回菊朋に限らず、お話を書くこと自体約半年振りでした。その間妄想を日々ツイッターなどで消化して、人間社会で最低限の理性を持って生きられるよう、常に自制に努めておりました。しかし推しに対する愛は当然追いつくものではなく、心の奥底で淀んでいた浅ましい欲が今回露呈してしまった形だと思います。


Q:なるほど。理性を失って妄想の渦に身を投じられるのは、管理人さんによく見られる傾向ですが、今回我慢していた分反動が大きかったわけですね。更新されたのは昨夜遅くだったようですが、これは夜中に書かれたのですか?


A:はい、ちょうど日付が変わる直前に書き始めました。ちなみに、社会人としてお恥ずかしい限りですが翌日はバッチリ仕事でした。...分かってます、仰りたいことは、でも手が止まらなくて...以前書きました菊朋の馴れ初め話である『I am a dreamer』も夜中に書いたものでした。今回2本目となる菊朋を書きましたが、正直まさか2本目を書くことになるとは、願望はあっても現実になるとは思っていなかったんです。不意に降りてきた久々の強い創作意欲と、その時間帯もあって、もう途中からは記憶がありません。


Q: 今回の短篇について、ご自身が思われる最大の菊朋の魅力をお聞かせください。


A:難しいですね...強いて言うなら、初々しさ、でしょうか。朋ちゃんは、恋をしている自分も、相手を思って一喜一憂し、それ故に恋に振り回されるような自分も以前までは想像できていませんでした。それが今回、めでたくお付き合いをすることになって、それまで怖がりながらも憧れていた、恋をする女の子としてたった一人の王子様にときめく彼女を書きたかったんです。朋ちゃんが菊丸先輩を見ているときの恥ずかしくて照れ臭くて目を逸らしたいけど見ていたい、みたいな気持ちは、あなただけが感じているんじゃないよ。きっと、一見物静かそうな顔をしていた菊丸先輩も、心の中はてんやわんやで、とても朋ちゃんに見せられたものではないよ、と菊丸先輩を影でからかいたかったというのも、一つ今回書きたかった点ですね。


Q:ありがとうございます。今後また、菊朋を書かれることがあれば、どんなお話が書きたいのでしょうか?


A:そうですね、今の時点で具体的なものはありませんが、桜乃ちゃんと朋ちゃんがいないところで、菊丸先輩とリョーマさんに恋バナをして欲しいですね。


Q:素晴らしいですね。期待しています。理性が切れないことを、お祈りしています。


A:ありがとうございます。全力を尽くします。



02/14 とある少女の2月13日 ( 23:33 )


Happy Valentine's Day!!
※バレンタイン日記小話※多分付き合ってる※お久しぶりの活字過ぎて迷走気味※最後力尽きた※気にしない方はスクロールプリーズ





















チョコレートの甘い香りが鼻を擽る。
熱湯で溶かしたチョコレートをゴムベラで混ぜながら、同時に胸の中で緊張と不安とほんの少しの期待もぐるぐると回っていた。すん、と息を吸った瞬間に、髪先にまで染み込みそうな程甘い香りが強くなる。その香りの強さに、もう少しほろ苦く作った方が良かったかな、と首を傾げる。そっとスプーンで掬って味見をする。もう何回目か分からない味見。

「甘い...かなあ?」

夜も21時を回ったキッチンに落とされた独り言が、誰にも拾われることなく消えていく。

じっとボールの中にある溶かしたチョコレートを見る。これももう何回繰り返したか分からない。

私にとっては少し苦いくらいだけれど、多分彼にとっては甘くないはず。
それに、これでもビターチョコレートを使っている。甘さは控えめにしているから、口に合うと思うのだけれど、正直自信がない。


2月になってから、明日のことをずっと考えていた。何を渡そう、手作りをしたいけれど迷惑じゃないかな、どうやって渡そう、受け取って、くれるかな...そんなことばかり。

頬が俄かに熱を持つ。

そう、リョーマくんのことばかり、考えていた。

可笑しな話かもしれないけれど、本当に好きな人にあげるチョコレートは、友達や先輩に渡す物よりも甘くなってしまうんじゃないか、心配なのだ。あまりに、その人のことを想い過ぎて。だから、このチョコレートも、味見をし過ぎたせいだけでなく、本当に甘くないのかあまり自信がない。


何回もレシピは確認したし、作り方は覚えてしまう
程読んだ。練習だってしたのだ。甘さも丁度良くなっているはず。

大丈夫、大丈夫。
おまじないのように唱えながらまたゴムベラで混ぜていく。それから何度も手を止めながら型に流し込んだチョコレートを冷蔵庫に入れて、固まったところで型から外してラッピングに包む。リボンを丁寧に結んで、包装の皺を整えて。


やっと完成したときには、すっかり夜も更けた時間だった。すっかり甘い香りが染み込んだエプロンを外して、綺麗にラッピングされた包みをそっと持ち上げる。

「出来た...」

初めての、好きな人に渡すチョコレート。
嬉しくて嬉しくて頬が緩む。


明日は早く起きて、いつもより丁寧に髪を結おう。きっと彼を目の前にしたら緊張して用意していた言葉は頭の中で真っ白になってしまうけれど、でも伝えるのだ。勇気を出して。


ーいつも、いつも、想っていることを。










01/04 HAPPY NEW YEAR 2018!!! ( 12:55 )


ふぁい!明けましておめでとうございます!!
元気です雫石ですふぁい!!昨年は一年間あまり更新できず、このdiaryも日に日に更新頻度が減ってしまって面目ないです。そんな中訪問してくださる方には大変お世話になりました。相変わらず頭ぱーんしてますが、今年もどうぞ宜しくお願い致します。

前回のdiary更新が2ヶ月前という時空歪んだ?レベルな時の速さですが、皆さん年末年始はどう過ごされました?初詣とか行かれました?それとも初売りとか狩りに出ました?あ、寝正月しました?お仲間ですな。自慢じゃありませんがわたくし、食材の買い物以外一歩も外に出ませんでした。

去年ですね、大晦日にまさかの発熱という全くお呼びでないイベントがありまして、三が日をほぼ潰しましたね。もう打ちひしがれてました。カウントダウンとかお雑煮とか書き納めリョ桜とか、本来予定していたイベントを全て涙目で見送りました。なので、2018年の抱負は健康でいることです。今年の年末年始は絶対楽しもうと思います。

あともう一つは、もう少し創作活動をワイワイできたらなあと思います。と言っても書いたものをサイト上に掲載するというスタンスは変わらず、せいぜい数を増やすくらいかなあという感じです。他に思いつかないのですよね。ツイッターやってるのですが、SNSで文をあげるのはちょっと、いやかなり怖いですし、コミケとかのサークル参加は紙とか本にしたいっていうモチベが今のところないですし、まあ買う人もいないだろうし、一般で十分だなあという。サークル参加は、もしいつか機会があればやってみたいですね。きっと楽しいと思います。あと出来るならリョ桜以外も書いてみたいですねえ。はじみゆとか書きたいなあ(ずっと言ってる)


もう一つ言うなら、昨年のリョーマくんの誕生日はお祝いできなかったので、せめて桜乃ちゃんのバースデーはお祝いしたい!!でもネタがない!

来月はバレンタインという、ラブラブトキメキキュンキュンイベント(雑)もあるので、イベントを小まめに拾って、リョ桜活動においてハッピーな一年にしたいです🌸


ここに来てくださるリョ桜愛に溢れた方々、今年もどうぞ宜しくです〜〜〜!!




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