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 長編を最後まで読んでくださりありがとうございます!三部承太郎の長編は初となりましたがいかがでしょうか。厳密に言えば三部太郎というより三.一と言った方が正しいですが。

◆コンセプト
 memoにも昔書きましたが、ヒロインをツンデレにするというところです。私は普段小説を書くときに男性側のキャラをああする、こうする、と考えるタイプですので、ヒロイン像をコンセプトに持ってくるのは初の試みでした。しかしそのおかげで主人公のセリフが割りとぽんぽん出てきて書き易かったですね。会話ばっかりのシーンも多くなってしまいましたが。

◆舞台
 こちらも以前memoに書いたのですが、承太郎が欧米に進学したというイメージがあったのでアメリカにしました。まぁ公式設定は私の知る限りでは大学はどこの国へいったとか書いていませんが、アメリカ進学のイメージが強いんです。(他小説でも渡米させてますしね)
 で、海洋学で有名な大学ってどこよと思い調べてみると、最初にヒットしたページにカリフォルニア大学だとあったのでそこにしました。キャンパスは色々な場所にあるようなのですが、やはり西海岸への憧れというものがありサンディエゴを選択しました。でも読み返してみると西海岸っぽさゼロですね。

◆承太郎は主人公のどこが好きになったの?
 作品中で書くべきことなのでしょうが、元々初対面のときに一目ぼれに近い状態だったのが、多分同じ講義とかとってて「ダブル日本人」みたいな覚えられ方して更に意識しちゃったという脳内設定があります。でも周囲を固めているうちに主人公が「ウザイ」って思いはじめたっていう流れです。

◆承太郎はストーカーなの?
 はい。

◆モブが出張りすぎてない?
 ですね。

◆ルーカス(承太郎にオラオラされた人)は何で出したの?必要性あった?
 何でなんでしょうね。私は結構意味のないイベントをよく起こします。そこからつなげられそうなとこだけつなげるタイプです。今作で流れになっているイベントは、「サンプルをダメにしたせいでレポートが書けない」→「承太郎のサンプルをわけてもらう」→「お礼を兼ねて(?)看病にいく」→「キスしちゃう」→「謝罪の機会を得るためレッツパーリー」ですが、最初のレポートが詰まっているシーンを書いてるとき、その次のサンプルを分けてもらうという展開まで考えている……わけではないんです。
 じゃあなんでレポートに詰まっているシーンを書くんだよとお思いでしょう。それは自分がレポート出せないのに完璧にまとめて優雅にコーヒーブレイクしている承太郎にイライラさせようと思って書き始めただけなんです。まさかエンディングまで繋がるイベントになるとは思ってませんでした。
 ホームカミングデイの「お願いがある」→「聞きたくもないわw」の流れも「サンプルわけて」と言えないようにする伏線でもなんでもないんです。お料理イベント起こしたかったので味噌汁作ってってお願いさせようとしたけど、その回の量が長くなりそうなので一旦断らせただけです。で、サンプル寄越せって言ってるときにそのことを思い出して「コイツぁ何という鉄面皮なんだ」となって「でもまぁ面白いからそこを承知でお願いさせてやろうw」としました。

◆ヒロインがひどいん
 恋愛小説やマンガって無理やりキスされちゃっても「ひ、ひどい……でもイヤじゃない」とか「あんなひどいことされたのに、どうしてドキドキするの!?」みたいなヒロインが多いと思うのですが(個人の主観です)それだとこのツンツン主人公がチョロくなりすぎるかなぁと思ってひたすら突っぱねさせました。
 やられたらやり返したいです。なのでこのお話の主人公子さんには、合計二発承太郎に入れていただきました。何故肘鉄なのかときかれると、あのバキバキに割れた腹筋に拳は通らないだろうから、少しでも多くのダメージを出したいと思い、攻撃力のある方法を採用した次第です。


 あとがきを書くたびに言っている気がするのですが、本当に私行き当たりばったりで書いています。「call911」→「Don't touch me!!」の大きいフォントにするってのも、伏線でもなんでもないんです。ただ大声あげたからフォントサイズ変えとくかーと思っただけで、ここに繋ごうとは一切考えてませんでした。
 同じくジェシカも最初の方に登場してそれっきりになるかと思ってましたが、終盤で使い勝手のよさに気づき乱用しました。
 なので承太郎の考えてることも結構コロコロ変わっちゃってるんじゃないかと不安になります。自分的には気にならない程度にしていますが、何せ私ずぼらなもんですから、他の人が気になるようなことも「いいんじゃない?」ですませちゃうので、私はよくても皆不自然に感じてるかも……と心配です。心配ですが面倒なので直さないのです。ずぼらです、ホント。
 さて、長々とあとがきという名の言い訳にお付き合いいただきありがとうございました。ここまで読んでいただいたことに本当に感謝しております。


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