小説 | ナノ

※奇妙な国のアリスのR18続編です。

「あなたのおかげで僕は大切なことを伝えることが出来ました。ありがとう。お礼に僕が、あなたを気持ちよくさせてあげます。さあ、ここに寝そべって」
 足元にはいつの間にか巨大なきのこが生えていました。かさが大きくて、寝そべるのにちょうどいいサイズのきのこです。
 花京院に押し倒された公子はそのままきのこに背中から落下します。その衝撃できのこの胞子がふわりふわりと舞い上がり、それを吸った二人は目がとろんとしてきました。
「このきのこ、なぁに?」
「毒じゃないので安心してください。すっごく気持ちよくなるのに必要なものなんです」
 きのこと気持ちいいという単語に危ないにおいを感じた公子は急いで起き上がろうとします。しかし手足に力が入りません。
 だらりとだらしなく垂れ下がった自分の手足とは逆に、花京院の長い耳と股間部分がピンと張り詰めて、公子の体を欲するようにもぞもぞと動き出しました。
「うさぎは年中発情期ですからね。僕のここはいつでもあなたと気持ちよくなる準備をしてるんです」
 ベルトを外してそれを取り出し、今度は公子の下半身の服も取り払おうと足を持ち上げました。白いハイソックスはそのままで、水色のスカートをめくり上げ、下着を脱がせるとそこに顔をうずめます。公子が声を上げるたびに花京院の長いみみがぴこぴこと動くのです。
(そ、そうだ。きのこを食べれば体が大きくなったり小さくなったりって言ってたわ。何とか逃げ出せるんじゃないかしら)
 ジョセフに言われたことを思い出して、公子はきのこの端をちぎって口にしました。自然界のものとは思えない、くどいほどの甘さが口の中に広がります。
(うっ)
 なにせ気持ちよくなるきのこを直接口にしたのです。その効き目は胞子を吸うより遥かに大きいものでした。
「口が寂しいんですか?じゃあこっちのほうを食べてください」
 公子の目の前に花京院のものがあてがわれます。きのこのせいで何も考えられなくなった公子はそれを一心不乱に舐め上げ、ほほの内側で扱きます。ぴちゃぴちゃといやらしい音が響くのは公子の唾液のせいだけではありません。空いている手で公子は自慰を始めてしまったのです。
「我慢できなくなった?」
 敬語をやめた花京院がいたずらっぽく笑います。その問いかけに首を何度も何度も縦に振ると、今度は下を埋めるようにそこに差込みました。
「〜っ!」
「声、我慢しないで」
 花京院がベッドにしているきのこをたたくと、また胞子がふわふわと飛び出してきます。それを吸い込めば理性も更に吹き飛んで、恥ずかしげもなく公子は矯正をあげ続けるのでした。
「僕も胞子をたくさん吸い込んだので、すごくいやらしい気分になってきました。どこに出すのが一番いいですか?」
「お……お腹」
「中?外?」
「外……」
「公子は我慢強いですね。でも、僕の精液で君が汚れているのを見るのも楽しそうだ。服、脱いで」
 公子はとうとう白いソックスに黒い靴とリボンだけの姿になってしまいます。露になった素肌に花京院は自身を擦りつけ、胸からお腹までをカウパーと精子でどろどろに汚しました。
「公子……君のスタンドって、予知夢を断片的に見せるんだよね」
「すた……んど?」
「これも予知になったらいいな。現実世界で同じことが出来るのを楽しみにしているね。そのときは、中に出させてもらうよ」


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