涙の体は、とてもエロい。
……というのは、今更すぎる事実。でも、こうして体を洗ってあげてると、改めて実感してしまう。
鏡の前に涙に座ってもらって、俺が後ろから涙の体を洗ってあげる。ボディーソープをつけて手のひらで優しくなでてあげれば……涙は体をぴくぴくさせて、可愛い声をあげあてくれる。あんまりエッチな触り方をしていないのにすごく感じているから……やっぱりエッチだなあ、なんて思ってしまうのだ。
「ん、あ……んっ……」
「気持ちい?」
「うん……あぁ……」
涙はうっとりした顔をしながら、俺に背中を預けてきた。顔をとろんとさせて、甘い声をあげて、ひくん、ひくん、……と体をひくつかせている。ちょっと手を伸ばして、涙のアソコを触ってみれば、お尻の孔がヒクヒク、ヒクヒク、と痙攣しているから……今、涙はイっているのかもしれない。小さな連続絶頂がきていて、すごく気持ちいいのかも。
「ゆき……」
はあ、はあ、と息をしながら、涙が俺の手に触れてきた。
触れられると、わかる。涙の指は細くて綺麗で、俺のものとは全然違う。もちろん、男の手ではあるんだけど……なんというか、華奢な手。涙はそんな手でゆっくりと俺の指を撫でて……とろんとした顔で俺の顔を見つめてきた。
「俺も……結生の体、触りたい……」
「へっ」
涙がゆるりと振り返る。そして、ものすごくエロい目で俺を見つめてきた。
……これは、ヤバい。
ヤバいぞ。涙のこのドエロい顔を見ることができるのは、世界でただ一人、俺だけ。それを思うと、すさまじい興奮が襲ってくる。
「ゆき、……そのまま、……」
「えっ、あっ、ま、待って、」
涙がそっと、俺のチンコに触れた。その、綺麗な手で。そして……ゆっくり、頭を下げていって、……ああ、ここで俺は何をされるのか予想がついたけれど、信じられなかった。でも……やっぱり、涙は、してきた。
俺のチンコに、唇をつけてきたのだ。
「るっ……涙っ……だめだって、やばい、これは、ちょっと、」
「結生も、前に俺にしたでしょ……」
「だめだって、涙、無理すんな、ほんと、」
「させて、結生……したい」
涙が腰を高く突き上げ這い蹲り、俺の股間に顔を埋める。そんな涙の征服感たっぷりの姿だけでも興奮してしまうというのに……俺の目には、さらにすごいものが映っている。鏡に映し出された、涙のお尻。鏡にお尻を向けることになり、涙のアソコがばっちり俺から見えるのだ。ピンク色の孔がひく……ひく……と動いていて、涙の体がエッチなことになっているのが、俺にもろばれ。
すさまじい光景。こんなにエロいものがこの世にあるのだろうかと疑ってかかってしまうくらいに、エロい光景だった。
「……ゆき、……おっきくなってる、」
「言うなって……まじ、……やばい」
涙の唇が先端に触れている。
涙にフェラをされている事実、目の前に広がる奇跡的な絶景。俺のチンコが堅くなってしまうのは自然の摂理だ。涙の唇にくっついたまま……俺のチンコは、ムクムクと大きくなってゆく。
そして、涙は。そんな大きくなっていく俺のチンコを、とろんとした顔で見つめているのだ。なおも俺のチンコに唇をくっつけたまま。
「ん……」
涙は、はあ、はあ、と甘ったるい吐息を吐きながら、俺のチンコの側面ををはむっとくわえた。竿の部分を唇ではむはむとしながら、お尻の孔をヒクヒクとさせている。
「るい、……ちょっと、ヤバい」
「ん、……」
それはもう、ものすごく興奮してしまって。俺の腰が勝手に揺れそうになった。涙のはむはむによる刺激はもどかしくて、イクのには足りなくて。でも、すごくすごく興奮してしまっているから、下腹部が苦しい。熱くて熱くてたまらなくて、もっと涙にやって欲しいなんてひどいことを思ってしまう。
俺はそんなもどかしさを解消するために、両手でぐしゃぐしゃと涙の髪の毛をかきまぜた。そのまま頭を掴んで腰を振りたくなる衝動を押さえて、涙の髪にひたすらに触れる。そうしていれば、涙に劣情をぶつけたくなる衝動を沈められるかな……そう思った。
けれど、そんな俺の考えは酷く浅はかだったらしい。俺が髪の毛をくしゃくしゃとしたのが、気持ちよかったようだ。涙が俺の股間で「あっ……」と甘い声をあげ、さらに……鏡に映る、お尻の孔がすごいことになる。きゅーっと孔が窄まり、びくびくっ! とアソコ全体が震える。そそいて、またくぱあ、と開く。興奮は収まるどころかさらに増していって、もう、俺は苦しくて苦しくてしかたなかった。
「ゆき……くちの、奥に……いれたい、……」
「涙、……ほんと、……やばい、」
「ゆきの、……ほしい……」
でも、涙はそんな俺の心情なんて絶対にわかっていない。残酷に、エロさをガンガン増してゆくのだ。
涙はちゅ、と先端にちゅーをすると、そのまま……ゆっくりと口の中に俺のチンコをいれてゆく。ふと……鏡を見れば、ビクッ! ビクッ! と激しく痙攣している涙のアソコ。チンコが奥の方に到達すると……ビクンッ! と大きく腰が跳ねて、涙の孔がぎゅっ! と締まった。
「涙、……イった、の……?」
「ん、……」
涙は、体が敏感というよりも……俺とひとつになることに快楽を感じる、エッチな体。だから、いれられる場所に関係なく、俺のチンコが奥に到達した瞬間にイってしまう。お尻の奥の方にずぶとしたときと同じように、涙は口の奥の方にチンコがきたことでイってしまったのだ。
もう、エロすぎて、どうしよう。
涙ははあはあとしていて、イった余韻で動けないでいる。唾液の量を調整することができないのか、口からは唾液がだらだらと流れていて、俺のチンコに涙の唾液が伝う。
「涙……可愛すぎ……」
「ん……」
くた、としてしまって、上半身の力が抜けている涙。かくかくと震えている太股を見ていると、アソコに熱いものをぶちこみたくなる。でも、そんなことするわけにもいかないし、涙がフェラをして気持ちよくなっているからもうちょっとしてて欲しいし……俺は俺で、本当に、焦れったくて苦しい。
「ん、……ん……」
ふー、ふー、と息をして、涙が脚をもじもじとさせる。そして、ぴくぴくと体をふるわせながら、ゆっくりと体を前後させて、俺のチンコを自分の口に抜き差しし始めた。
「んっ、……んっ! ん……」
「涙……可愛い、可愛い……」
抜いていくときは「ふ、ぅ……ん、……」なんて寂しそうな声をあげて、そして奥にはいるとお尻の孔をきゅんっ! とさせて腰を跳ねさせる。そんな涙の反応は、お尻のなかにいれられているときとなんら変わりはない。涙は本当に……俺とエッチするときは全身が性感帯になってしまうみたいだ。
俺はもう、興奮して、興奮して。なんとか自制の効く手で涙の頭を優しく撫で続けるけれど、鏡に映るヒクついている涙のお尻の孔をガンガン突きたくて仕方なかった。俺の息もあがってきて、はあ、はあ、なんてみっともなく息を荒げてしまう。
「んっ……んんっ……ん……!」
ふと、涙の声がちょっと苦しそうになった。俺は興奮でぼんやりとしていた頭をふるって意識を覚醒させると、とんでもないことをしていたということに気付く。
無意識に、腰を振っていた。愛しい涙にイラマチオという極悪非道なプレイを強いていたのだ。
ぐっと奥につっこめば鏡に映る涙のお尻の孔がぎゅっと締まる。引き抜けば、ひくひくと痙攣しながら孔がくぱぁ……と開いてゆく。いやらしすぎる光景を見ているうちに、本当にセックスしているような気分になって、ぼーっとして、俺は涙にひどいことをしてしまっていたらしい。
「あぁ……」
俺は、慌てて涙の口からチンコを抜く。これ以上フェラを続けたら、涙に乱暴なことをしてしまいそうだったから。
「や、……ゆき、……もっと、したい、……」
「口、苦しいだろ、……こっち、」
「ん、ぅっ……」
俺は物欲しそうに俺を見上げる涙を抱き上げて、立たせてやる。休ませてあげたかったけれど、俺ももう、限界だ。せめて口じゃなくてこっちを突きたい……と。俺は涙に鏡に手をついてもらうと、散々見せつけられたお尻の孔に、ギンギンになったチンコを押し当てる。
「〜〜っ……!!」
涙の背中がしなって、脚ががくがくと震え出す。涙の体が崩れ落ちそうになったから、腰を両手でがしっと掴んで涙の体を支えてやると、そのままぐんっ! と下から突き上げるようにして涙のなかに俺のものをぶち込んだ。
「――ッ……! ……! 〜〜っ、……!」
涙は声にならない声をあげながらぷしゅーっ! と潮を吹いた。俺が構わずズンズンと涙を突き上げてやれば、涙の吹き出した潮が鏡にかかって、涙のいやらしい姿が映る鏡面がとろ……っとした液体で濡れてゆく。
「いっ……い、っ……いっちゃ、……ぁひっ……あ、……」
「涙っ……涙っ……」
もう、涙の体が崩れかかっていて、立っているのも辛そうだった。涙の体を鏡に寄せて、胸を鏡に押し当ててやると、涙の姿勢が少しだけ楽そうになる。
「うっ、んっ、ぁっ、ぁっ、ひっ、」
鏡をひっかくようにして、体をビクつかせながら喘いでいる涙。そんな後ろ姿が、俺のなかの征服欲を煽りに煽る。おまえは俺だけのものだって、そんな気持ちが爆発しそうになって、俺は涙の耳に唇を押し当てて荒ぐ吐息を吐きかけた。
「ゆきっ……ゆきぃっ……」
「……は、……ぁ……やばい、……はぁ、……」
「おくっ……おくにだしてっ……ゆきっ……おく、……」
パンパンパンパン!! と激しい音が浴室に響く。俺は我をも忘れて、涙を激しく突き上げた。結合部がもうぐちゅぐちゅになっていて、腰を涙のお尻に叩きつけるたびにくちゅくちゅと音がする。締め付けが強くなっていく涙のお尻のなか、熱がせり上がってくるような感覚が強くなってゆく。
「涙――……」
何度も何度も突き上げて、そして俺にも絶頂がやってきた。涙の一番奥に熱いのを注ぎたくて、俺は涙の腰をがっちりと掴んでぐっと引き寄せる。涙も中出しされる、と感づいたのか、自分からお尻をぐりぐりと押しつけてきて、奥にちょーだい、とおねだりしてきた。
「あっ……」
びく、と俺のチンコが震えると、それからどくんどくんと中に精液がそそぎ込まれてゆく。涙は恍惚とした表情で全部出されるまでじっと待っていて、全部注ぐと脱力したようにずるずると座り込んだ。
「涙……」
俺も、涙に合わせてしゃがみ込む。激しくしすぎたかと思ってねぎらうように抱きしめてやれば、涙が振り返って肩越しに俺を見つめてきた。
とろん……とした涙の瞳。けだるげで、それでいてひどく色っぽい表情で、俺は思わずドキッとしてしまう。
「……結生、……獣みたいだったね、……すごかった」
「……ごめん、……やりすぎた……?」
「ううん……どきどきしちゃった」
「きす」と囁かれて、俺は涙の唇を奪う。
なんで……こんなに可愛いんだろう。俺は涙にキスをしながら、涙と出逢えたことの幸せに感謝していた。
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