▼一分とベッリーナ

「独りにさせて」

「駄目だ」

「どうして」

「惚れた女を独りで泣かすような男になった覚えはねぇ」

「そういう所嫌い」

「今のは許してやる。俺の腕の中で泣くならな」

「お願いよ、プロシュート」

「一分だ。たった一分でいい」

「その一分を忘れてくれるならいいわ」

「お前の望むように」




※診断メーカー140字SS「たった一分でいい」より
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