人物設定など


【say cheese!オリジナルキャラクターのなんてことのないあれこれ】


【アンディー】
成宮くんとヒロインが所属する球団の主力選手の1人。明るくチームのムードメーカーであるが悪ノリが過ぎて広報部のボス、カイルにお叱りを受けることも多々。成宮くんをからかうのが趣味で試合中のベンチではギャンギャンと成宮くんに噛みつかれている姿がテレビカメラに抜かれてファンの間では楽しみの内の1つになっている。
天才というよりはセンスでプレイする感覚派タイプ。魅せるプレイでファンからの人気も高い。
幼少期から野球が大好きですべてを傾けてきたがある時から球団が自分に求めるものと自分が抱く野球への理想の違いに苦しみ不調になってしまう。眠れず夜な夜な飲みに歩き、繰り返し見る落ちてきたボールがグローブの中で金になるという夢を見ずに眠れるように身体も精神も酷使するようになった頃、ヒロインがアンディーに就いた。まだ子供のように見えたヒロインが語る言葉を最初は鼻で笑いあしらっていたが、諦めずに自分の間違いを指摘し続けるヒロインに次第に球団経営云々ではなく自分を1人の人間として見ていることに気付き心を開くようになった。ヒロインが度々憂さ晴らしに行くバッティングセンターは元々アンディーが行っていた場所でたまに行くとバッティングセンターの受付のおじさんに、またあの嬢ちゃんが叫んでたぞ、と教えてもらうこともしばしば。自分の担当を外れ成宮くんの専属として就いたヒロインのことをいつも気に掛けているが根が陽気でからかうのが大好きな性分であるからいまいちヒロイン自身には伝わっていない。恋人がいつまで経ってもできないその理由に一部の人間からはヒロインを想っているからではないかという声も上がっているが本人は否定も肯定もしないので真相は謎のままである。というかその様子も楽しんでいる。成宮くんからはチームメイトとして心強く思われているがヒロインとやけに距離が近いのでやっぱり喧嘩になる。
同じチームの二塁手、ロイとは気が合いよく飲みに行くし一緒に悪ふざけもする。ヒロインに諭され料理にハマり、今では料理本の出版も計画されているようである。

【カイル】
ヒロインの上司で広報部のボス。筋肉隆々の強面で成宮くんいわく、年齢不詳感が半端ない。
厳しく言葉は鋭いナイフのようで正論をバシバシ投げてくるが正しくないことは決して言わないし部下をどんな時も支える頼もしさもあるので信頼は強い。選手の前では絶対に吸わないがかなりのヘビースモーカー。成宮くんはカイルと仕事をするヒロインが時々タバコの匂いをつけているのがヒロインを想う前から気に食わない。
喧嘩っ早いヒロインを入社当時からよく気に掛け可愛がっていただけに成宮くんとの結婚に心配が尽きない様子でよく広報部の人間に、すぐに別れるぞ、と事ある毎に零している。成宮くんに臆せず言い返す無謀さと度胸を買って広報新人ジャンをヒロインがマネージャー解任後に就けることを決めた。

【ロイ】
チームの二塁手でチーム1番の長身でイケメン。女性ファンからの人気が高い。アンディーと一緒になって成宮くんをからかっている。一見直情的なタイプに見えるが実は思慮深く自分の想いは根底に強く持っているタイプ。ヒロインがアンディーに就いた時に1番警戒してなかなか心を開かなかった。彼女には尽くし、大抵のワガママを聞いてあげるが聞きすぎてつまんないなどと言われてしまうこともしばしば。ジャンがロイの担当になった折り、ヒロインが教育係についていたがジャンのミスで激高しヒロインに紙を投げつけてしまったことを今でも悔いている。

【中嶋さん】
日本人の成宮くん担当トレーナー。
穏やかで物腰は柔らかいが日々プライドの高い選手を相手にするだけあって彼自身もトレーニング方針などにプライドを持って取り組んでいる。過去に成宮くんが指示以上のトレーニングをしてしまった時に大激怒したことがありそれ以来成宮くんから全幅の信頼を得ている。
ヒロインとは成宮くんのトレーニング方針などの情報共有を通じて話すことが多く、彼にとっては2人は親戚の甥や姪を見るような気持ち。ヒロインの成宮くん愚痴の駆け込み寺になっている自覚はあるものの、彼自身はどちらの味方になることもなくニュートラルな立場でいられる貴重な人物。きっとこれからも成宮夫妻の相談役。

【加藤さん】
成宮くんが日本での自主トレーニングを行うにあたり、担当トレーナーである中嶋から紹介された中嶋の友人。快活で明るく裏表のない性格で、ヒロインとの初対面では様子を伺っていたもののヒロインが予想以上に気が強く好戦的である性格だと分かるとすぐに打ち解けた。成宮くんのことをアスリートとしてトレーニングに取り組む姿勢を尊敬し応援している。これから日本でのオフの調整とトレーニングは彼が担当することになる。

【父母】
ヒロインを溺愛しているヒロインの両親。
国際弁護士という職業上、海外に渡ることも多く日本語以外の言語も堪能。
ヒロインが高校3年の頃、同僚が海外で受けた長期の案件手伝いのために海外へ移住を決める。ヒロインがマネージャーとして活動していた青道野球部の面々とも差し入れなどで面識があり、家には御幸くんや倉持くんのサインもある。海外へ渡る前に何卒娘をよろしくお願いしますとヒロインがフォトブックを作ることを応援し見守ってやってほしいと片岡監督や太田部長、高島副部長、落合コーチに挨拶にいっていた。海外へ渡って後、日本で事務所を立ち上げることになりヒロインも一緒に帰ろうと説得したがヒロインは大学で必死に自分の道を見つけようとするその最中であり、単身残るヒロインを応援することにした。成宮くんの専属付きになった後は何かと成宮くんとセットでSNSからヒロインの様子を知れることを父は喜んでいたが、まさか成宮くんと結婚することになるとは娘の性格上夢にも思わなかったと仕事仲間に語っている。母はヒロインに何も言わず温かく見守っているが最近はSNSからヒロインの情報を得て一喜一憂する旦那が子離れできていないと少し心配している。
後日談では成宮くんからヒロインには内緒で!という連絡を受け自身が結婚式で着用したベールを快く送った。

【ジャン】
広報部の新人でかつてヒロインが教育係を務めた。スポーツはなんでも器用にこなす万能タイプ。長身で爽やかイケメンであるため、これまでとてももてはやされて生きてきた。なんなら自分は世界の主役だぐらいに思っている。ヒロインとの初対面で自分より小さなヒロインが勝ち気に自分を見上げて、なんなら蔑み面倒臭そうな目線を隠さず送ってくる芯が強く何があっても動じずブレない綺麗さに惚れて今に至る。ヒロインに対して多くの誤解が抱いており、成宮くんに振り回され不幸な想いをしているだろうと自分が守らなければなどと思っているが見当違いも甚だしくヒロインに鬱陶しがられている。観察眼は優れているのにそれを仕事に発揮出来ないとヒロインに苛立たれることも多くあるが、カイルがヒロインから引き離してからは少しずつ仕事に対して吸収し自分なりに動けるようになってきたので、どうやらすべてをヒロインに費やしていたらしい。
ヒロインが成宮くんの専属マネージャーを辞めてからは上司であるカイルに成宮くんの専属広報に就くことになった。

【莉子さん】
御幸くんの妻であり、ヒロインとは青道高校の同級生であるが当時はヒロインと面識はなかった。莉子自身は野球部のグラウンドに顔を出したことはなかったが、よく御幸くんと喧嘩するヒロインを見ていたので莉子はヒロインのことをよく知っている。御幸くんが1年の頃から想っていた子で卒業を期に一大決心をした御幸くんの告白を受けて付き合うことに。プロ選手として活躍する御幸くんを影で支え、ヒロインが御幸くんの大切な友達であることにも理解のあるおおらかな女性。御幸くんは彼女の存在をマスメディアから結婚発表するまで守り抜いているが、彼女の存在は入団当初から一部の人間に知らされており陰ながら2人は応援されていた。お酒が大好きで飲んでもなかなか酔わないぐらい強い、御幸くんより飲める。
ヒロインと夫である御幸くんはとても似ていると常々思っている。スマホの待受けは御幸くんのキャッチャーマスクを取りながら指示をする様子を撮った写真だが御幸くんからは嫌がられている。けれど絶対に変えない。
後日談で成宮くんの襲来にも物怖じせずに対応し、サムシングボローとして自分が育てていたアネモネを提供した。成宮くんとヒロインの幸せのきっかけになっている花に魅力を感じそれがきっかけで花について勉強を始めている。

【ルイス】
成宮くんの所属するMLBチームの元正捕手。加齢とパフォーマンスの低下により契約継続されず引退を決意した成宮くんの元相棒。大柄で頼もしくチームからの信頼も厚いルイスが成宮くんとヒロインの婚約に際して祝福パーティーを開いた時は個性の強いチームメイトも滅多にないほど集まった。子供が2人いて少年野球チームに所属。引退してからはこのチームで監督を引き受けながら講演や体験会などを通して減少する野球人口に歯止めを掛ける活動を精力的にこなしている。奥さんの料理が美味しすぎて最近太り気味である。成宮くんから開幕試合の後の計画を聞かされていて、ヒロインがその場から動かないように協力した。不動産屋の友人から教えてもらった物件を成宮くん夫妻に紹介し、2人が新しい生活を送る新居によく遊びに来る。最近ではヒロインが妻に料理を習いにくるのでその2人の後ろ姿に、もう1人子供に女の子がほしいな、とわりかしマジなテンションで言うので隣で聞く成宮くんに、元気すぎ!とドン引かれている。

【須田さん】
成宮くんが日本プロ野球チームに所属していた時の担当広報。MLBに移籍するその時まで成宮くんの一挙手一投足に気を配り手を焼き胃を痛め髪の毛まで薄くした苦労人。広報部の若手には言葉のチョイスの渋さと難しさから生きる歴史の教科書などと影で呼ばれている。散々手を焼いたが最後まで成宮くんを気に掛け、MLB移籍の際にも担当広報宛に成宮くんの詳しい情報を作成した。ヒロインからは成宮くんのプロ野球選手としての基盤を作り上げた人として尊敬されている。成宮くんの婚約発表ではついに成宮くん自身から関わりたいと自分を許す女性が出来たのだと喜び安心したのも束の間、すぐにスキャンダルが持ち上がったため遠い日本で1人頭を抱えていたことを成宮くんは知らない。何分世話を焼いていないと気が済まない性分で、他球団だがやらかし系の沢村くんのことも折に触れて気に掛けている。MLB開幕戦で成宮くんが開幕先発投手に決まったニュースを知った時に人目を憚らず涙したことから若手からの印象が変わってきているとか。




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