あかりがまぶしいメルマガ「かわせみだより」2018年2月号
(コラムまとめ) 2018/02/12 08:48
「かわせみだより」2018年2月号のコラム「副店長のぼやき」を掲載します。
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2018年最初の「副店長のぼやき」をお送り致します。厳しい寒さはいつまで続くのでしょうか……。
創作というのは時に想像によるところも多くあります。事実や思想によるところももちろんありますが、それらを語るために想像の世界・人物を創り出して語られます。
しかし想像だからといって、事実を蔑ろにしていい訳ではありません。実世界を包含するなら相応の現実感を、逸脱するならば相応の信念と緻密なルールを必要とするでしょう。
自分には体験できないような経験を書きたい時、自分に足りない知識を補いたい時、人の力を借りることもあります。拙作で言うところの物理学シリーズや君僕リサイタルシリーズなんかはその代表例です。物理学や音楽の知識を、どうしても必要としました。
そうして人に教わるという体験を、やはりそのまま作品でも「教わる」という形で表現しました。やはり自分は作品でもって「自分」を追体験している……そんな気がします。
自分による、自分のための、自分の追体験。
そんな立場で創作をしている人間もいるという、ささやかなお話でした。
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