3

 
『でかっ』


見つけた豚はとても大きかった。


弱点を攻撃しなきゃ、大変なパターンだ。


とりあえず、様子を見るとしよう。


『攻撃したら、弱点が見つかるかも』


サバイバルナイフを豚に向かって振りかざす。


豚は、頭を庇いながら避けていく。


『ふぅ〜ん。頭が弱点なんだ?』


ニタリと笑いを漏らしながら、豚の頭を一突きした。


すると、豚は派手な音と共に倒れた。


『案外楽勝だったね』


そして私は自分より遥かに大きな豚を背中に担いで、試験場へと向かった。


一方では、名前が豚を倒したとき、キルア達も豚を仕留めていた。


『…大きいから、焼き加減がよく分かんないんだけど。まあいっか』


私は試験場に戻ると、てきとうに焦げ目をつけ、味付けをしてブハラさんに出す。


何かよく分からないけど、70名全員合格で、二次試験後半へ…。




 料理試験


《ヒソカも豚の丸焼き作ったの?》


〈まあね〉


《…何か、シュールなんだけど》


〈そうかい?〉


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