高校生のクセに一丁前に一人暮らしをする俺の元に、夜中に鳴らされるインターホン。ベッドの中に居たものの寝れなかった俺は夜中の訪問者が誰なのかをわかっているので、特に驚くこともなく、ましてやインターホンの受話器を取ることもない。鍵を開けて扉を開ければ、幼馴染みはそこに居た。 痛々しい傷を受けた、俺の幼馴染み……名前が笑いながら。 部屋に招き入れソファに座らせると、薬箱を取り、いつものように消毒液をたっぷり染み込ませた脱脂綿で額の傷を消毒し、少々ダサいが絆創膏を貼る。服で隠れているがきっと腕や足は青アザだらけなのだろう。冷凍庫から冷却剤を取り出し、タオルを巻いて名前に渡した。 「いつも、ごめんね」 「……悪いと思ってんなら早く別れろよ」 「……好きだから、仕方ないでしょ」 「女に手ぇ上げるような奴を好きになんな馬鹿」 「銀時」 それ以上は……と名前が窘めるように俺の肩に手を置いた。ああ、なんでそんな顔するんだよ。お前の男は弱いやつにしか付け上がらねェ最低な奴だ。顔はよくたって中身は糞なのに、どうしてお前はあの男の隣に居る? 「名前……ッ」 「……ごめんね」 もう、もう止めてくれ。 「これ以上、お前が傷付くところなんてみたくねェ……」 「銀時」 「お前は俺の気持ち知ってんだろッ?!」 「うん。でも、私は」 “あの人が好きだから” その言葉を待たずに彼女をソファに押し倒した。服を脱がし、案の定身体のあちこちに浮かぶアザを優しく口付けて、傷を癒す。 「ん……ッ」 無意識に俺の頭を両腕で包み込む。それを皮切りに名前の下着をずらし、乳房にしゃぶりついた。欲求は止まらねぇ。形は違えど人一倍か弱いこの女に対してセックスを求める点ではコイツの男と同類なのだろう。 それでも、受け入れるお前が一番最低だと思うのは、お前自身理解ってることだろ? 恋い焦がれる、 |