先生が私に触れてくれる。それどころか嫉妬してくれて私は先生に抱かれた。嬉し、かった。こんなことが許されるとは思っていない。だけど、もう戻れない。先生が、好き。離れたくない……! 「、銀……す、き……」 絶え絶えの呼吸で名前はそう言うと銀八は動きを止めた。が、それも一瞬のことでさっきよりも激しく律動を再開した。それが今の銀八にとって名前に対する最大の愛情表現とも言える。 窮屈だった名前の中はいつの間にかすんなりと銀八を受け入れていて、何度も頂点に昇ったのが見てとれた。 「ほっんと、出来た生徒だよ……!」 名前から一旦引き抜き、一呼吸置いた。 「っ、あぁっ!」 痛みに泣く声は嬌声に変わり、互いの肉がぶつかり合う音と水音が興奮剤と化し、名前の目が虚ろになりはじめる。 「せん、せ……っ、銀…八ぃ……」 壊れる、壊れちゃう、と既に聞き取れないくらいの言葉を発し、大きく仰け反る。 「壊れろよ……壊してやる……っ!」 その言葉を皮切りに、銀八は繋がったまま体位を変え、名前の背が見えるようにした。そのままくっつき緩やかに腰を振り、欲望のままに名前に精を吐き出した。一際大きく鳴いた名前はこれまた何度目かもわからないくらいに気を失い、銀八は改めて思った。 「相性良すぎんだろ……離れられねェ……」 離すつもりももうねェよ。ずっとお前と繋がっていてェんだよ。なぁ? 101122 |